姉の手-2
(また姉貴と風呂に入れる…!へへへ!)
1人になった健斗は嬉しくて仕方がなかった。日菜との入浴を色々妄想してしまう。
(またオッパイ、揉ませてくれるかな…、オマンコ見せてくれるかな…。もしかして、チンポとか洗ってくれたりして!ヤバっ!!)
1人でニヤニヤしてしまう。そこに友達の秋山貴史が合流する。
「オッス!」
「オッス!」
秋山はいつも元気だ。同じ野球部で1番の親友だ。そしてエロい。いやらしい知識は殆ど秋山から得ていると言っても過言ではない。そう言う話を聞きながらも、まだそれにノレる程、スケベさを表に出さない健斗。エロ話に興味はありながらも、女子から同じような目で見られたくないと思っている。秋山はあっけらかんとしており、ノッて来ない健斗に、特に何とも思ってはおらず、むしろ困惑する健斗を楽しんでいるようであった。
「昨日3回もヌいちまったよー!」
いつものように楽しそうにそう言って来る。
「好きだねー。」
「オマエもヤッてんだろ?」
「た、たまにな…」
「たまにかー、オマエよく我慢できるなー。俺なんかヌイてもヌイてもヌききれねーし!」
「ハハハ、すげぇな。」
「オマエ、彼女作らねーの?」
「いやー、何か女と話すの、苦手でさー。」
「相変わらずシャイだな!そんだけイケメンなんだからその気になればいくらでも女作れんじゃん。俺がオマエの顔だったら速攻女捕まえてすぐに童貞捨ててんぜ?」
「まだそーゆーの、早いよ…。良く分からないし。」
「分からないからとにかくヤリてーんじゃん!でもやっぱ初体験は思い出に残るような可愛い女とヤリてーなー。あー、オマエのネーちゃんだったらもう死んでもいいなー!」
「はっ?」
「しかしいーよなー、あんな可愛い人と毎日一緒に暮らしてんだろ?マジで羨ましいわ!」
「羨ましいとか言われてもなぁ…姉ちゃんだし…」
「あんな可愛い姉ちゃん、最高じゃん!彼氏いんの?」
「居ないと思うけど…。」
「なぁ、紹介してくんねー?」
「な、何でだよ!」
「俺の初体験の相手になって下さいって!」
「お、オマエ…、姉ちゃんをそんな目で見るんじゃねーよ!!」
「そ、そんなマジになんなよ…、悪かったよ。ごめん、冗談だよ…。だからごめんって!」
「言っていい冗談とそうじゃない冗談ってもんがあんだろ!」
健斗は姉をそう言う目で見られた事に相当憤慨した。
「悪かったよ!撤回するよ。なー、許してくれよー。」
「フン!」
健斗は午前中いっぱい不機嫌だったが、謝る秋山を午後には許したのであった。