温泉旅行(三)-2
夕食後、三人で砂湯へと向かうことにした。「沙莉はこれを着て入りなさい。」「残念ながら、美羽の分は用意して無いから。」「ん?何ですか?小さいのかな?」沙莉が不思議そうな顔をして紙袋から出したのは、着エロとかの撮影で使われる白い極小のビキニだ。上は乳輪が隠れる程度、下は幅3cm縦8cm程度の三角しか無い。もちろんアナルと陰毛は露出する。
「こ、これを着るんですか?」「何だ、嫌か?」「だ、大丈夫です!ありがとうございます御主人様!」沙莉の顔が真っ赤に染まるのを見ていた美羽も赤く染まった。
どう見ても変態だ。裸よりずっと恥ずかしいかもしれない。
敢えて砂湯の脱衣所で着替えさせる。美羽がフォローしているとはいえ、流石に恥ずかしいようで、タオルで前を押さえて出てきて。
「こら、前を隠すな!お前の変態ぶりをたくさん見て貰え!」
子宝の湯に浸かり、沙莉を後ろから愛撫する。「ほら、脚を開け!」「は、はい。」水着の上から沙莉の乳首とクリトリスを弄ぶ。沙莉の向かいの美羽が見つめている。
「美羽、オナニーしなさい!」「えっ?」「御主人様が言ってるのよ!ハァハァ、ちゃんとしなさい!」沙莉が美羽の顔を引き寄せて軽くキスをした。沙莉が美羽の両乳首を指で転がす。
何人かが遠くから見ているようだが、湯の中で何をしているかまではわからない。
部屋に戻ると興奮冷めやらぬ二人。布団の上に仰向けに寝かせた美羽に沙莉が被さる。沙莉が左手で美羽の乳首を転がしながら、右手を股間へと伸ばし、ローターでクリトリスを責めている。「お、お姉ちゃん、気持ちいい!」
後ろから沙莉の尻を抱え、ヴァギナを貫く。沙莉の中が普段より熱い。
「アンっアンっ…御主人様、イっても宜しいでしょうか?」「まだだ、この変態!」パンっパンっ!沙莉の白い尻を掌で打ちながら、奥へ奥へと突く。「ご、ごめんなさい!イっ、イきます!」沙莉の尻が激しく波打つ。「お姉ちゃん、イっちゃうー!」続いて美羽が昇りつめる。
昼に一度射精している私は簡単にはイかない。痙攣している沙莉の右手からローターを奪い、腹側から右手を回して沙莉のクリトリスにローターを当てる。「ひいぃー!」沙莉の細い腰が壊れたようにガクガクと動く。
今度は、ローターに愛液を塗り、アナルへと埋める。振動を最大にした。「いやぁ〜、壊れる〜!」下から美羽が沙莉を抱きしめる。
更に親指をアナルに入れて、ペニスと同時にピストンする。「あー、ぐぅー、アアアッアアアッ!」「いくぞ!」左手で沙莉の腰骨引き寄せ一番深いところで射精した。
「ひぃー、いいー、いぐぅー!」「また、いくっ!」もう動いていないのに何度も尻が跳ねるように痙攣して、前に突っ伏してしまった。
「お、お姉ちゃん!お姉ちゃん!」「心配無い!ちょっと気を失っているだけだ。時々、こうなる。」美羽の胸によだれを沢山こぼしているが、息も正常だ。
「わ、私…。」「お姉ちゃん!大丈夫?」「また気を…。」「そのままにしてなさい。」
まだ、少し朦朧としているようだ。
沙莉は美羽がねだって同じ布団で眠った。私は、一人布団に潜りながら色々と考えていた。
近い将来、沙莉は有名人となって私から巣立って行くだろう。人は誰しも表の部分と裏の部分がある。沙莉や私、美羽もそうかもしれないが、表と裏に極端な差異を持つ者は、その裏を支える者が必要になる。
サディストとマゾヒストの関係もそうだ。一方通行では成り立たない。お互いが信頼し合って、SMプレイを通して愛情を確かめ合っているのだ。
沙莉を手放す日がいつか来ることは、毎日のように覚悟して来たことだ。でも、沙莉は自分の未来を放棄してでも私と一緒に歩むことを選ぶだろう。
でも、沙莉の将来を考えれば、たとえどんなに傷つけてでも旅立たせなければならない。こんなことでスターへの道を立ち止まらせてはならない。
その時、傷ついた沙莉を支えてやる者が必要だ。その役目は美羽が適任なのかもしれない。沙莉が美羽を調教することで、お互いを支え合う関係が構築出来るだろう。
主人と奴隷、姉と妹、時には友人や恋人として。
翌朝、三人で朝食を一緒に食べる。美羽も物覚えが良い。沙莉に注意されたことが、しっかり出来るようになっている。
バス停まで、美羽を送る。沙莉と抱き合って泣いている光景がまるで映画のワンシーンのようだ。
「お姉ちゃん、三月に上京するから遊びに行くね!御主人様、色々とありがとうございました。」「いえいえ、こちらこそありがとう!今度、ゆっくり遊びにおいで。」
美羽を乗せたバスが雪景色の中に見えなくなるまで、沙莉は手を振っていた。