姉のカラダ-8
健斗の羨望の眼差しをひしひしと感じながらパンティに手をかける日菜。少しだけ、自分はなんて大胆な事を言ったのだろうと恥ずかしさを感じながら足を曲げ、ゆっくりとパンティを膝まで下げる。
パンティが剥がされた股間に陰毛が見えた。風呂場でも見たが、再び胸がドキドキする。全てにおいて透明感があり美しい体にある縮れた毛がいやらしさを際立たせる。そしてその下にはもっと卑猥で下品なモノが…、健斗の額に汗が滲んで来た。
足を閉じながら日菜はパンティを抜き取った。姉の下半身が輝いて見えた。もう何の障害もない、すぐ目の前には『オマンコ』がある。興奮が高まる。そして日菜の両足がくの字に曲げられた。
「いいよ、見て…」
「う、うん…。」
健斗は日菜の足元に体を寄せる。
「ほんとにいいの…?」
「うん。」
そう言ってピタリとつけられた両膝をゆっくりと離して行く日菜。そして開かれていく女体の神秘。健斗には目が眩む程に眩しいばかりの光のシャワーが自分に降り注いでいるように思えた。
(ああ…、オマンコ…、オマンコだ…)
日菜の足が開き切ると、そこには女の卑猥な部分が、まるで健斗を待ち構えていたかのように露わになった。健斗には割れ目が神秘的なキャニオンに見えた。まさに満開前の蕾の花びら。瑞々しく凛とした肉ビラ。友達はオマンコはグロいと騒いでいたが、健斗にとって日菜のオマンコは神聖なる女の神秘にしか見えなかった。健斗は無表情で目だけ煌々とさせながらジッと日菜のオマンコわ見つめていた。
(あんなにジッと見て…、恥ずかしい…)
日菜も初めて他人に性器を見られた恥ずかしさに襲われる。そんなに綺麗なモノではないと認識している。自分の体の中で最も秘密の場所に受ける熱い熱い視線は少女に大きな恥辱感を与える。
「すげぇ…」
何回もその言葉を聞いたが、今の、すげぇ、が一番恥ずかしかった。あまりの恥ずかしさに言葉が出ない日菜。思わず折り曲げた人差し指を口に咥え、姉と言う立場を忘れ、少女として恥ずかしがった。
「これが…オマンコなんだね…」
「…(健斗があんないやらしい言葉…)」
いつまでも可愛い弟のままじゃない、そうは分かっていたが、世の中でも下品で卑猥とされる言葉を口にした事に少し嬉しいショックを受けた。
(もう私達、子供じゃないんだね…)
日菜はこの瞬間、姉弟関係の幼少期に終止符が打たれたような気がしたのであった。