姉のカラダ-10
「さ、触っても…いい?」
「えっ…?う、うん…。」
興味本意で自分で触った事はあるが、感じる程触った事はない。オナニーも未経験の日菜は、性器を弄られるのが少し怖かった。自分がどうなってしまうのか分からなかったからだ。だが姉から許可を貰った健斗の指が震えながら性器に寄る。
「ひゃっ…」
性器を触られた瞬間、思わず体をビクッとさせて変な声を出してしまった。それに健斗も少し驚いた。
「ご、ごめん…、痛かった?」
心配そうに顔を見つめる健斗。
「ううん?大丈夫…、痛くないよ…。ちょっとびっくりしただけ…」
照れ含みの微笑で答えた。ホッとした様子の健斗は、性器に触れた指を見る。
「何か…ヌルヌルしてる…。これが愛液?濡れるって愛液の事?」
「うん…。そうだよ…?」
「そうなんだ…。凄くヌルヌルしてる…。なんかやらしい…」
指で愛液の感触を確かめる健斗。指に糸を引く自分の愛液を目に映して、気が遠くなりそうなぐらいの恥ずかしさに襲われた。
「すげぇ…」
健斗は再び性器に指を当て愛液を指に付着させ、糸を引く様子を真剣に見つめていた。
(ああん、恥ずかしい…。耐えられない…)
頭と体が熱い。熱くなるにつれ何故か興奮も高まり、どんどん濡れて来る。もうどうしていいか分からなかった。
「姉貴…、オマンコ、開いていい?」
「えっ…」
どんどん積極的になる健斗にタジタジの日菜。ついていかなきゃ…、そう奮起する。日菜の様子を伺うような目ではなく、それはもう見ると言った決意を持った目をしていた。
「いいよ…?」
少し力なく答えた姉にありがとう、そう感謝の意を伝えた後、健斗は手を伸ばしビラ傍に掌ごと添え、ゆっくりと左右に開く。心臓がバクバクする。少しずつ開かれていく割れ目…、その奥には複雑な形状をした猥褻さを絵に描いたような女性器の全てが…。
「す、すげぇ…」
やはり健斗には光り輝いているように見えた。初めて見る女性器…、その全貌が明らかになった瞬間、健斗は全てのモヤモヤが消え去ったような気がした。
「これがオマンコなんだね…」
自分の性器をオマンコと呼ばれ、頭ががカーっとなるぐらい恥ずかしかった。何となくいやらしい響きである。オマンコ…。まだ男がどれだけ見たがっているものがも良く分からない日菜だが、恥ずかしさは十分に感じていた。正直まだ自分にもよく分からない。どこをどう触るとどうなるのかも未知の世界だ。
もしかしたら健斗に教えて貰う事になるのかな…、そう思った。