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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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昔の男との邂逅A-5

ぎゅぅうっと力強く、加奈子を抱きしめる。
加奈子は、ふぅっとため息をついた。
左手では背中を撫でて、右手で理央の髪の毛を撫でる。

「せめてお口じゃ、ダメ? 会社で声出ちゃうの嫌だよ」

「んん。ごめん……」

「ーー仕方ないなあ。今日だけだからね」

髪の毛に添えた指先をずらして理央の右耳をなぞると、唇を寄せて、かぷっと甘噛みする。
右手の指をさらにずらし、首に絡ませると、そのまま幾度も耳元にキスを落とす。
理央の耳元は緊張からなのか、真っ赤になってしまっている。

「変態。耳真っ赤だよ」

耳元から視線をずらし、理央の目をじっと見やる。
理央の潤んだ瞳と重なって、加奈子はそのまま唇を奪われる。

「ん、んぅ……んっ」

密着した唇の隙間から、加奈子の甘い吐息が漏れる。
柔らかな弾力をさらに感じたくて、理央は舌で口腔内を犯すばかりでなく、加奈子の唇を甘噛みする。
加奈子はそれに応えながら、右手の指先で首筋を撫で、左手でさらに体を引き寄せた。

理央は右手でスカートの中にしまわれたカットソーを引き抜いて、加奈子の背中に直接指で触れる。
背中を撫で回し、ホックを外すと、すべすべの肌を堪能する。そのまま指先を背中から前にずらして、柔らかな果実に触れる。

「ちゅ……んっ……んん」

びくん、と体が震え、絡まる加奈子の舌の動きが止まる。
そして恥ずかしそうに唇を離すと、右手の手の甲で口元を押さえる。

理央はもう片方の手も服の中に差し込み、両方の手で年齢相応に柔らかい乳房の感触を堪能する。

「ん、んぅ、んっ」

右手の甲の隙間から、加奈子の吐息が漏れて、いやらしい。

「ごめん、加奈子……。酷いことして、すごく興奮して、るっ」

加奈子の左耳元で、獣のような荒い息を吐き出しながら訴える。

加奈子は何も言わず、恥ずかしそうにぎゅっと目を閉じて、声を出しそうになるのを我慢していた。

だが、理央の親指が乳頭の先を捉えた途端「あっ」と小さく声を出してしまう。

「あ……嫌、んん……優しく、して……声、出ちゃ……うから」

弱々しく触られているのに、指先が固くしこったそこをなぞるだけで、体がびくびくと震える。
男性との性行為をなす場所ではないという緊張もあるかもしれない。
手の甲ではもう声が抑えられず、加奈子は両手のひらで口元を覆う。

はぁ、はあっ、と短く息を切らし、力強く瞼を閉じている。

「体震えて、エロい。こんなの、誰にも見られたくない」

「そ、んな……こと言って、バレちゃいそうな場所で、理央がして……るん、じゃな……いっ……」

至極当然な正論。
だが、誰にも見られたくないという気持ちと同時に、こんな場所で乱れてしまう加奈子を見てみたいという矛盾した欲求が重なる。


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