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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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妻を他人に (12) さようなら-1

 私が寝室にこもって四十分、挿入行為だけでもすでに二十分以上たつ。
 
 正常位だけで交わっていた前回と打って変わり、ゆきはあるときはZに跨り、あるときは組み敷かれ、あるときは尻を突き出し男を愉しませる。男に身体を捧げながら自らも喘ぎ、悶え、幾度もオーガズムに達している。
 そもそも今日は前戯も長かった。下着を愛撫され、汗の匂い、尻の匂いを嗅がれ、照れて恥ずかしがっていたゆきの甘え声。濃厚な雰囲気の中、ゆきがフェラチオする音もしっかり聞こえてしまったた。いったいどんな気持ちで夫ではない男のペニスを口に含み、奉仕していたのだろう。

「はぁ……はぁ……はぁ……ゆきさん……んん、チュ……」
「はぁ……はぁ……はぁ……ん……んん、チュゥ……んん……ぁむ……レロ……」

 たまに訪れる小休止にはキスをする。前回キスだけは避けていたはずのゆきの心境の変化を思うと嫌な汗が出る。
 男とゆったり唇を重ね火照った身体を冷ましながら気持ちを熱く蕩けさせ、蕩けた二人の心はやがてまたひとつに混じり合い次なる体位でのセックスへ男女を導く。そんなことをもう今日は何度も繰り返している。

  *

 パン――! 「んんぁ…………!」
 パン――! 「んふ…………!」
 パン――! 「んんぁ…………!」
 パン――! 「んふ…………!」

 肉と肉のぶつかり合う破裂音。
 そして何かに顔を押し付けているかのようなくぐもったゆきの喘ぎ声。今はまた後背位だろうか。四つん這いで尻を掴まれ犯されている。
 私たち夫婦はあまりバックでは交わらない。キスやおしゃべりがしづらくスローセックスには向かないのだ。女が男に乱暴に凌辱され自尊心を砕かれるのを愉しむのが後背位。恥辱に見合う快楽を与えられる男にだけ女は股間を濡らし、尻を捧げる。

 パンッ――! 「んんぐ……っ!」 パンッ――! 「んふぅ……っ!」
 パンッ――! 「んんぐ……っ!」 パンッ――! 「んふぅ……っ!」
 パンッ――! 「んんぐ……っ!」 パンッ――! 「んふぅ……っ!」
 パンッ――! 「んんぐ……っ!」 パンッ――! 「んふぅ……っ!」

 Zがひとつ突くたび、ゆきはひとつ鳴く。まるでZの忠実な犬であるかのように。オーガズムという名のご褒美を得るため、そそり勃つペニスに上下関係を叩き込まれ服従の意を示す哀れなメス犬。

「ゆきさん……! チンポ突くたびにアナルがひくひくいってるよ」
「んぁああ! ゃあ……見ないで……! ぁああ!」

 するんと丸いゆきのヒップが見られている。
 雪のように白い妻の二つの膨らみの中心には焦げ茶色のアナルが鎮座している。細かな皺が一点に集約され織りなす可憐な花、その周囲には十数本の縮れ毛がまだらに生えている。彼女と初めて後背位でセックスしたとき、まだ新人OLだったゆきのアナルの周りの陰毛を見たときのショックは忘れられない。まさか職場のアイドル「ゆきちゃん」が肛門の周囲に陰毛をだらしなく生やしているなんて。可愛らしい顔に似合わず黒々と生い茂る「マン毛」と、細く短いくせに一本一本しっかり縮れている「ケツ毛」。生々しい陰毛を両穴に生やした美少女の股間を瞼に焼き付けながらぷりんと揺れる桃尻を抱えて犯す背徳感に、私はすぐイってしまった。

 パスン! 「んぐっ……っ!」 パスン! 「んふぅ……っ!」 パスン! 「んぐっ……っ!」 パスン! 「んふぅ……っ!」

 女性が、とくに人妻がそのアナルを夫以外の男に見られるとき、いったいどんな気持ちになるのだろう。たとえば職場の可愛いOLの肛門を想像してみる。あるいはいつも笑顔で挨拶を交わす近所の美人妻のアナルを想像してみる。私が彼女らの魅惑的なヒップを開き、谷間に咲く禁断の花とご対面できるシチュエーションなど想像もできない。

 ベッドサイドに飾られたウェディングドレス姿のゆきの写真が目に入った。幸せそうなはにかみ笑いを見せるこの女性が今、夫以外の男に肛門を晒し、まんこからすえた淫臭を撒き散らしながらチンポをぶち込まれている。

 パスン! 「んぐっ……っ!」 パスン! 「んふぅ……っ!」 パスン! 「んぐっ……っ!」 パスン! 「んふぅ……っ!」

 バックで妻の尻に他の男の腰が打ち付けられる音は、夫にとって最悪の精神攻撃となる。
 なぜならその音が聞こえるたびに、妻のまんこの奥深くに自分以外の男のペニスが挿し込まれているという事実を突きつけられるから。世界で一番愛する女が他の男と粘膜を激しく擦りあわせている姿を強制的に想像させられるから。ゆきのまんこの肉襞が、他の男のカリ首に押しつぶされ、捲りあげられ、性的な愉悦を刻みつけられている現実を、直視させられるから。

 パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン! パチュン!
「んふぅっ! んひぃっ! んふぅっ! んひぃっ! んふぅっ! んひぃっ! んふぅっ! んひぃっ! んふぅっ! んひぃっ! んふぅっ! んひぃっ! んふぅっ! んひぃっ! んふぅっ! んひぃっ!」

 なんだこのみっともない喘ぎ声は――。
 あのゆきがまさか「んひぃ」などという恥ずかしい喘ぎ声を発してしまうとは。こんな声、聞きたくなかった。
 いつも清楚な佇まいでつんと澄ましているゆき。笑うと目尻にきゅっと皺を寄せ少女のようなあどけなさをのぞかせるゆき。そのゆきが今、「んひぃ」とメス豚のように鳴いている。


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