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生贄の人妻
【熟女/人妻 官能小説】

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犯された哀しみ-15

二人の男達に 前夜3時間 責められた体は 
鉛を抱えた様に思い 気怠い中 目を開け
窓から 差し込む明かりを見て 麻衣は ノロノロ
起き上り 重い体で リビングへ入ると
珈琲カップを口にしていた森が顔を上げ
厚い唇を歪ませ 麻衣を笑顔で迎え

「 珈琲!! 」

相変わらずの ぶっきら棒な言葉で 
顎がテーブルの珈琲のカップを指し
麻衣はカップを抱え 深い息を吐き出した時
森が麻衣の顔を 苦笑いを浮かべ覗き込み

「疲れたか? 」

麻衣は小さく頷き 抱えたカップに口を付け 外の景色に視線を向けた
珈琲の酸味が口に広がり 飲んだ後に微かな甘みを残していく

「 腹は? 」

歪な顔の中の 優しい目が 麻衣を見つめて 聞いてきて 
麻衣は小さく首を振り カップの中の物を飲み干し

森が座っている横を手で叩くのを見て 麻衣は森の横に座ると
裸の背に手を回して タラコの唇が麻衣の小さな口を覆い
口腔内を厚い舌が蠢き 麻衣は脂肪の付いた胸に手を回して
舌を絡め返し 吐息を漏らしていた 暫くの舌の交換の後
森は麻衣の背中に 手を回したまま 目を閉じて 
ソファーに寄りかかり
抱き着いた麻衣は 森の胸に顔を付け 静かな時間の中
深い眠りに入って行った


部屋の中に ニンニクの香りが漂い 麻衣はソファーの上で目を開け
キッチンの中で 下を向いている森を見て 起き上がると

「 起きたか 今飯作っているから 」

大きな 四角いお盆に 深皿の スーププレートの中に
エビが幾つか見え トマトの赤が彩を添え
 
「 食って !! 」

ぶっきら棒にスプーンを手渡してきて 森が食べ始め
麻衣も 器の中に スプーンを入れ 口に運んだ
口の中に トマトの酸味と ニンニクとショウガの苦みを感じ
食欲を刺激してくる 中に入っている魚介の出汁の風味に

「 美味しい 」

口に運び 呟くと 嬉しそうに

「 リゾットもどき 」

照れくさそうに 口に運ぶスプーンを振り 器を指して
目の前の器の中の物を 空にして 大きな腹を揺すり
ソファーに 音を立てて座ると 麻衣の食べるのを見つめていた

麻衣が食器を片付け 森の座っている足元に座り
太い足に体を預け 森が
 
「 風呂 」

ぶっきら棒に言ってくる 気怠い体を起こし 浴室に入って
昨夜 対馬が麻衣を抱き 声を上げさせた処を奇麗にして
お湯を溜めはじめて リビングへ戻ると 森の横を叩くのを見て
隣に座ると 厚い唇が麻衣の顔に重なり 舌を押し込み
麻衣の舌に絡ませ続けて 白い背中を大きな手が優しく撫でて来る
森は 浴槽にお湯が溜まる迄 麻衣の口の中で遊び キッチンから
音が聞こえた時 白いワインのボトルとグラスを抱え
浴室へと消え 麻衣は気怠い体で 森の後を付き 浴室の中へと入って行った
浴槽に浸かった森が 麻衣を見上げ 指で前を指し 森の前に体を入れると
グラスを差し出してきて 白いワインの入れられたグラスを傾け
冷たく冷えた 白ワインの透き通る様な酸味が口の中へ 広がり 
半分程を一気に飲み込んでいた

「 日本酒もあるぞ 」

グラスを傾け 浴槽の淵に置いたボトルから手酌でグラスに注ぎ 
ボトルを麻衣に差し出し
首を振った麻衣はグラスを差し出し ワインを受け口に運び 
白い肌の首筋が染まり始めていた
森が笑い声を上げ ワインを飲み干し ボトルから 手酌をしていく
麻衣は差し出される ワインを飲み 舌の動きが怪しくなり 
呂律が回らなくなり始め
浴室の中に 笑い声が流れ 目の中に光が浮かび上がり
森に絡み始めた

「 ぶちょう 今日は・・・まいの・・・お・・・」

「 〇〇こ・・・・さわ・ら・・ない・・・でうか・・・」

「 オ・・〇〇こ・・・おく・・ち・・つけて・・す・・わ・・・」

浴槽から出していた手に持っていたグラスがバスマットに落ち
森は麻衣を抱き上げ ベッドにそっと寝せ 上掛けを掛けて
リビングへと消え ベッドの上で麻衣は
深い夢の世界に足を踏み入れていた



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