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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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昔の男との邂逅@-2

その話を聞いてから一週間ほどして、直接木綿子のおじの会社から、木綿子とやりとりする担当の人物がやってきた。
加奈子や理央の働く部署の中にある応接室で対応しているようだった。

加奈子は特に気にせず仕事をしていたのだが、甘い飲み物が欲しくなり、給湯室にあるサーバーではなく、廊下の外に出て自販機のある休憩室に向かった。

温かいミルクティーを購入すると、備え付けのベンチに座り、ひとくち口を付ける。
ホッとひと息ついて、立ち上がろうとしたそのときだった。
対応が終わった木綿子が、休憩室の磨りガラス越しに廊下の方を歩いているのが見えた。

「ーーあ」

思わず、加奈子はつぶやく。

木綿子の横を歩いているのはーー木綿子のおじの会社の社員なのだろう、白髪混じりの髪をオールバックに撫で付けた、彫りの深い男だった。
その男が加奈子の目線に気づく。
加奈子は思わず目を伏せた。

「すみません」

男の声が聞こえる。

男が木綿子を立ち止まらせて、入口から入ってきた。

「ーー加奈子」

加奈子は顔を伏せたまま、名前を呼ばれた方を見ることができなかった。
何やら不穏な空気を感じた木綿子も、休憩室の中に入ってくる。

「うちの中村が何か」

木綿子は語気を強めて尋ねる。

「あ、いえ……。中村さんは、今この会社で働いているんですね。僕は転職して今の会社にいるのですが、中村さんは、以前の会社の後輩でした」

木綿子は、加奈子を見つめる。
柚木の妊娠の後、姿を消すように会社を去ったことを知っていたから、加奈子は相当気まずいだろうと木綿子は思った。

加奈子は意を決したように顔を上げる。

「倉田さん、すみません。前の会社の人とは誰とも連絡を取っていませんし……わたしに会ったことは誰にも言わないで貰えますか」

加奈子にしては珍しく、はっきりとした発言だった。

「あ。ああ……すみません。不用意に声をかけてしまって」

「いえ、わかって頂けると助かります」

加奈子は立ち上がり、倉田を避けるようにしてオフィスのある部屋の方へ去っていった。






木綿子は倉田を送ったあと、加奈子を廊下へ誘い出した。

「担当……変えてもらいましょうか」

「いいよ、そんなの。それこそ職権乱用じゃん」

とは言いつつ、加奈子はため息をつく。

「ーー柚木の父親なの」

「え、ええっ……」

(つまり、元彼ってことか……)


木綿子は唇をくっと噛む。

「あたしのこと、もし何か聞かれても子供がいることだけは内緒にして。お願い」

「そ、そりゃもちろん……。他のことだって言えないですよ」

「彼だって結婚してるかもしれないし、自分に子供がいるだなんて知ったら、戸惑うだろうから……」


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