姉への目覚め-3
そんな日菜が、健斗の自分への興味に気付いたのはある日の深夜だった。ふと目が覚め喉が乾いたので2階の部屋から一階に降り冷蔵庫からペットボトルを取り出し一口飲み階段を上がり部屋に戻ろうとした時、健斗の部屋からカサカサと言う小さな音がしたような気がして何気なくドアを少し開けて隙間から中の様子を伺ってみた。隙間から電気が漏れていた。
(あれ?まだ起きてるんだ…)
そう思い気づかれぬよう中を見ると、日菜は健斗の衝撃的な光景を目の当たりにする。
(えっ…!?)
日菜の視線の先には椅子に座り下半身を出し、右手でペニスを握りしめ激しく動かしている姿が見えた。そして健斗は何かを顔に押し付けて匂いを嗅いでいた。
(あ、アレって…、今日私が履いてたパンティ…!?)
見覚えがあるそれは、間違いなくさっき風呂に入るまで履いていたパンティだった。それを健斗が部屋に持ち込んでいる事に驚きを隠せなかった。
「ハァハァ、姉貴…、姉貴…」
息を荒くしながらそう言葉を溢す健斗に日菜はドキッとした。あろう事か股間部の匂いを嗅ぎながらペニスを扱いている。日菜は顔を真っ赤にしながらただただその光景を見つめていた。
「ハァハァ、姉貴…」
そう言いながら汚れの付着したパンティの股間部を見つめる健斗。
(や、やだ…)
顔から火が出そうなぐらいに恥ずかしい。それを見つめる健斗の欲望に塗れた目つきにもドキドキさせられた。
「姉貴…」
切なそうな表情を見せる健斗に不思議と嫌悪感はなかった。むしろ自分をそこまで思ってくれている弟に愛情すら感じた。いつのまにか大人の階段を昇り始めていた弟に日菜の見る目が変わった瞬間だった。
(健斗…)
日菜は健斗がますます可愛く思えてきた。小さな頃から何でも教えて来た日菜。姉として次の段階…性も教えてあげるべきなのかなと思い始めた。健斗の為に何かしてあげたい…、日菜は母性本能をくすぐられる。
(何か…凄い…)
日菜は勃起したペニスを初めて見た。今まで一緒に風呂に入りダランと垂れたペニスは飽きる程見て来たが、直立不動で反り勃つペニスに目を奪われてしまう。
(オチンチンをあーゆー風にして、どうなるんだろう…。何をしてるのかな…)
日菜は当然男のオナニーを知らない。ペニスを手で上下に動かした後、一体何があるのだろう、そんな疑問を抱きながら健斗のオナニーを見つめていた。