第三十七章 懺悔2-1
【啓介と同居 四ヶ月目】
【20●1年4月2日 PM10:30】
回想シーンから戻る。
夫婦の寝室で。
恵が想いをこめて愛撫していた。
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「お、おぅ・・ああ・・い、いい・・・
いいよっ・・めぐ・・・み・・・」
武はもう爆発寸前であった。
以前してもらった時とは雲泥の差であった。
物凄く、良かった。
気持ちの入れ方が全然違っていた。
そう、違うのだ。
恵は心を込めて味わっていた。
これは夫に対する懺悔なのである。
夫の父を愛してしまった。
理由とかキッカケだとかは何とでも言える。
だが義父と今日、愛し合ったのは紛れも無い事実なのだから。
しかも夫とのセックス等、比べ物にならない程の快感を体験したのであった。
もう、戻れない。
せめて今だけは妻として尽くしてあげようと思った。
この一週間、夫は何も言わずに待っていてくれたのだ。
この愛撫を始める前のことが思い出される。
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『まだ・・終わらないの・・・』
恵の言葉に残念そうに目を伏せる夫に、義父に教わったばかりのフェラチオをしてあげる事にした。
さすがに義父と一線を超えてしまった今日、その日に息子である夫に抱かれる勇気は無かった。
やはり夫の事を愛してはいるのだ。
いくら自分を裏切って浮気をしていたと言っても、義父の言葉を借りれば相手はプロなのであって不倫とかそう言うものではない。
自分の方こそ、本当の裏切りなのであった。
だから懺悔の意味を込めて夫を喜ばせてやりたかったのだ。
『おおぉ・・・おお・・・』
コックを飲み込んだ瞬間、夫は呻くよう声を出した。
『ふぅ・・ぐぅ・・・んん・・あふぅ・・むぅ』
義父に教えられた成果なのか、滑らかに唇が動いていった。
『ああ・・いいっ・・・ああぁ・・・』
夫の感じ、悶える声が嬉しかった。
出来る事なら全てを夫に捧げて貫いても欲しかった。
義父と交わったこの身体をお仕置きして欲しかった。
しかし、今日は嫌なのだ。
義父に抱かれた余韻を大切にしたかった。
矛盾したものかもしれないが、義父への想いは本当の愛だと信じたかった。
これからも大事に育てていきたいと思う。
だから暫らくの間は、口だけの奉仕で満足してもらうつもりであった。
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「はぁ・・ふう・・んん・・・
あふぁ・・ふぅ・・・」
あれから数十分が過ぎた。
熱い息とともに唇と舌が愛撫を続けている。
ねっとりとした快感に興奮が増していく。
武は十分、満足であった。
浮気の事がばれたにも関わらず、妻はたった一週間で許してくれたのだ。
今までなら生理中だと身体も触らせて貰えなかったのだから。
セックスに対して過敏なまでに嫌悪感を持っていた妻がフェラチオまでしてくれているのだ。
武は何日でも待つつもりであった。
そして晴れて恵を抱けるようになった時の事を考えると興奮して更に大きくなるのだ。
(う・・わ・・・すご・・い・・・)
恵は驚いた。
薄闇の中なのではっきりは見えていないが。
義父の逞しさばかりが印象に強かったのだが、夫のものも咥えている内に膨張していくのが解かった。
こんなに大きかったであろうか。
まだ性知識の浅い恵には理解しにくいのだが、やはり男は精神的な事で大きく変わってしまうのかもしれないと思う。
恐妻家の武は特にそうで、腫れ物に触るようなセックスしか出来なかった妻の変身振りに物凄く興奮した結果であった。
とにかく恵も嬉しい事には変わり無く、今は夫のものを味わう事に集中するのであった。
「ふぅん・・うんっ・・ふぅ、ぐん・・・
んんっ・・ふ・・うぅ・・・むんっ・・・」
恵は懸命にコックを手でしごいていく。
口を離す度にカリ首の先から透明な液体が少しずつ滲んでくる。
男は何度も快感に震えながら声をあげる。
「お・・・おぉ・・・ああ、おぉ・・・」
女の艶のある髪を愛おしそうに撫でている。
フィニッシュが近い。
(きて・・あなた・・・お義父さん・・・)
恵の頭の中に二人の顔が重なる。
二人のそれも微妙に形や大きさを変えながら、恵は味わっていくのだった。