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生贄の人妻
【熟女/人妻 官能小説】

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尋ねて来た 部長-13

瞼を開いて 起き上がった麻衣は 
大きく手を伸ばして 誰も居ない隣を見てベッドから降りた
体が軽い 昨日の気怠さが抜け
爽やかな気持ちのまま リビングへと入って 
お気に入りの紅茶を飲み 部屋の掃除 洗濯をそして 
キッチンを奇麗にして
拓哉の待つ部屋へと 帰って行った 

拓哉の好きな物をと 駅前のスーパーで 購入して
二人のマンションへ戻り 二日間開けた家の掃除と 
拓哉の為の夕飯の用意を終え 

ボイスレコーダーの説明書を開き 
片手にボイスレコーダーを持って 操作を何度か繰り返し

ーーアアーーウウーーーアアアーー

声を出して 聞きなれない自分の声に 苦笑いを浮かべ
小型のノートパソコンに 電源を入れ 充電しながら
暫くぶりにパソコンを操作して見た 
初期設定は購入したとき
森がその場で頼んでくれていたので パソコンに電源を入れ
幾つかを動かした後 パソコンを閉じて 充電していく

7時

拓哉が憔悴した顔で玄関を開け 麻衣の顔に視線を向け目を背け

「 お帰りなさい 」

麻衣の言葉に 小さく頷いて 小さな声で

「 ただいま 」

呟くように 言うと 普段着に着替え 麻衣の用意した夕食の
用意されたテーブルに着き 無言で二人の夕食が終った
麻衣の出す 紅茶を ソファーに座り 飲んでいる拓哉に麻衣が

「 土曜日 部長の部屋に 対馬部長さんが来たの 」

拓哉が驚い顔で 麻衣に顔を向け 麻衣は話を続けた

「 先週 対馬部長のお陰で 契約をやり直したと言われたの  
  会社は 5000万の損失に成ったと 言われたわ 」

「 森部長が 私に お礼を言いなさいと言われて   
  お礼を言ったの そうしたら森部長が 今夜は
  対馬部長に お礼の おもてなしを しなさいと
  言われて 土曜の夜は対馬部長を おもてなし
  したのよ 」

拓哉は 麻衣が 話始めた時 手を握り締め 
悔しそうな顔をして 話を聞き続け 
麻衣が話を終わらせたとき 
顔を伏せ絶望した 表情を浮かべ
歪めたままの顔で 麻衣に

「 ありがとう 」

小さく言うと 浴室へと向かい シャワーの音が聞こえた
麻衣はパジャマに着替えて 寝室の明かりを落として
室内灯の小さな灯りの中 横に成って 天井を見つめ
浴室から出て来る 拓哉を待ち 
拓哉の足音が寝室の前に近づいた時 目を閉じた 
拓哉が静かに 麻衣の横に体を入れ 静かな時間が流れ
少しの間が開き 麻衣の頭の下に手を差し入れ 
麻衣を抱き寄せて来る
麻衣は体を返し 拓哉の薄い胸の上に手を乗せ 
抱き着いて 麻衣の顎に手が当てられ 麻衣は顔を上げ 
唇を合わせ 優しく舌が
麻衣の口の中を 蠢き始め 麻衣の舌も絡め返した
小さな吐息を上げ 舌を絡めあい
拓哉の手が お尻に当てられ パジャマの中へと入って来た時
麻衣は 拓哉の手を掴み 

「 ゴメンナサイ 少し疲れているの 」

手を優しく パジャマから 外した
拓哉の手が 麻衣の背中に回され 強く抱きしめた後
拓哉は上を向き 目を閉じ 抱き寄せた手が背中を優しく動き
深い 溜息が寝室の中に吐き出され

麻衣は拓哉の胸の上で 目を開け 拓哉の心音を聞くように
耳を胸の上に置き 拓哉眠りに付くのを待ち続けていた


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