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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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番外編:ゆきの勝負下着、生着替え-1

 リビングから漏れ聞こえる音に心が削られている。

 今日はまず手淫、口淫でイかされていたが、どうやら下着は着用したままだったようである。夫の私でも妻の「一軍」下着を拝める機会はさほどないのに、Zが羨ましい。私はゆきの下着姿が大好きなのだ。

 元来がすらりとしたモデル体型だったゆきも三十八歳を迎え人妻らしくむっちり肉づいてきた。今のゆきはモデルはモデルでもファッションモデルというより下着モデルと言ったほうがふさわしい。白い肌には薄っすらと脂肪をまとい、ブラジャーのワイヤーやショーツの縁がわずかに食い込むようになった。尻を包むただでさえ薄い布地はぱつんぱつんに伸び切り、人妻のヒップラインを引き立てる。ほどよく膨らんだふたつの乳房はくっきりとした谷間を形成し、ブラジャーのサイズを少し間違えば乳輪へと繋がる色素の濃化を胸元に「チラ見せ」してくれるのではないかという下世話な期待を抱かせる。

 そんな極上の下着姿でゆきはZに抱かれている。
 しかも今日のゆきは、普段私に見せるファストファッションブランドの下着ではなく、布地面積の少し小さな下着を着用しているのだ。可愛らしい花柄のレースやフリル、リボンが品良くあしらわれた純白の下着である。こんな下着を持っていたのかと驚いた。私に黙っていつ買ったのだ。まさか今日のために?

  *

 それを知ったのはZの来訪直前のことである。

 ゆきが何も言わずすっと寝室へ入っていくのを見てピンときた。下着を着替えに行ったのだろうと。妻は初めての貸し出しのときもいつの間にか前夜とは違う下着を着けていた。
 よその男に抱かれるため夫に隠れ少し特別な下着にわざわざ着替える人妻。色っぽさしか存在しないその行動を見てみたい衝動に駆られた私は、悪いとは思いつつ何食わぬ顔で寝室の扉を開けた。

 全裸のゆきがいた。

 まさに乳房をブラジャーの中に収めようとしている最中のゆきと目があった。他の男とのセックスに備え勝負下着に着替えているところを夫に見られ、少し気まずそうな表情を浮かべるゆき。足元には昨晩私とのセックス時に着用していた「二軍下着」が脱ぎ捨てられている。クロッチに貼り付けられたおりものシートの真ん中に薄黄色をした筋状の染みが見えた。

「ちょっと……タイミング悪すぎ……」と口を尖らせる妻に「グッドタイミング」と返したら睨まれた。見たことのない下着に内心ショックを受け、「あれ? そんな可愛い下着持ってたんだ。Zが喜びそう」と少し意地悪を言ってやったら無視された。
「忙しいので出ていってもらえますか?」
 つんと澄まして他人行儀なことをいう妻が可愛い。もっと見ていたい。私はプライドをかなぐり捨て、下着を着替えるところを見せてほしいとゆきに頼んだ。「勝手にしたら?」と呆れ気味の許可が出た。

  *


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