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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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番外編:ゆきの勝負下着、生着替え-2

 私の存在など無いかのように下着の着替えを再開するゆき。

 上体を屈め、重力でたゆんと垂れる乳房に手を添え、両腋から肉を集めカップに押し込んでいる。続けてブラジャー上端から手のひらを差し込み下乳を持ち上げる。カップから乳首がはみ出してしまったので位置を整える。なんだこのいやらしい生着替えショーは。最高だ。
 それにしても勝負下着の布地の小ささには見ているほうがハラハラしてしまう。「縁のレース部分から乳首が透けちゃうんじゃない?」と思わず口出ししたら、これは透けているように見えるだけで実際にはベージュの裏打ちがあるからと、面倒くさそうに教えてくれた。
「裏打ち?」
「裏地みたいなやつ」
 私は「ふむふむ」とうなずきながら、まだ何も身につけていない股間の三角地帯に生い茂る縮れ毛が、ゆきが動くたびに小さく揺れるのを眺めていた。

 ゆきが「あれ? あれ?」と若干焦った様子でキョロキョロし始めたので、「これ探してる?」とショーツを差し出した。「なんでパパが持ってるの!」と私の手からショーツをひったくるゆき。ショーツもやはり面積が小さめで透け透けだったので、これもブラジャーと同じようにベージュの裏地がついているか確認していただけなのだと弁明したら「気持ち悪い!」と罵られた。ちなみに裏地はついていた。ただそれで妻の股間のあの密林を隠しきれるのか、私にはよくわからなかった。

 ゆきは夫からひったくった純白ショーツを手に取って広げ、するりと股ぐらまで脚を通した。あーあ、案の定ハミ毛だらけだ。私としてはそのままぼーぼーでいてくれたほうが興奮してしまうのだが、さすがにZにこの醜態を晒すわけにはいかないだろう。いったいどうするつもりかまたもハラハラしながら見守っていると、ゆきは少しガニ股の滑稽な姿勢でショーツの前の部分に手を差し入れ陰毛の毛並みを整えだした。そうしてクロッチの布地をつまんで持ち上げ、両サイドからはみ出したハミ毛をショーツの中に押し込んでいく。「普通の」下着のときに同じ作業をするのは幾度か盗み見たことはあるが、小さな下着でも勝手は変わらないのか相変わらず手慣れたものである。
 そういえば妻はまだ「ゆきちゃん」だった頃から下着や水着を脱がすと陰毛が寝癖のようにあっちこっち乱れていたのは、こうして無理に狭い面積の布地に押し込んでいたからなのだと合点がいった。

 夫に不愉快な詮索をされていることなど知らぬゆきは、尻を少し突き出しぷりんと揺れるヒップの肉を薄い布地でするんと包む。尻の生地面積もやはり小さめ。普段のショーツならすっぽり覆われるはずのゆきの尻肉の下部三分の一ほどは丸い曲線が露出したままになっている。
「なるほど、そういうパンティーだと小尻さんに見えるんだね。可愛いよ」
「パンティーって言わないで」
 ぼそっと文句を言いつつ、ゆきはぱんぱんと軽く尻を叩き収まり具合を確認すると、姿見の前でくるりと一回転した。

 ついに完成した。私の大好きな下着姿のゆき。しかもほとんどお目にかかる機会のない「一軍下着」バージョン。なんだこの可愛さは。可愛くてエッチなのに、人妻らしい清楚さや慎みまで感じさせる。小さすぎると思われた布地面積も、絶妙な形状と仕立ての良さによりセクシーすぎず下品さを感じさせない一方で、しっかりと男の目を愉しませることも意識していることがわかる。サイズもまるで誂えたようにゆきの身体にぴたりとフィットし、まさに下着モデルのごとく妻の形の良いバストの膨らみから腰のくびれ、突き出たヒップラインに至る曲線を美しく見せている。
 極めつけは股間の三角地帯。ただでさえモリマン気味のゆきの恥丘だが、ふさふさの陰毛を押し込んだ結果、その場所はわずかに盛り上がってしまっている。他がパーフェクトなだけに股間の恥ずかしい丘陵は一層際立ち、もしゆきが本当に下着モデルに応募したならば、「股間が生々しい」、「さすがにいやらしすぎる」という理由で落ちるだろう。それはつまり、セックスの対象としては最高、人妻としては最上級であることを意味している。

 この「勝負下着」姿でゆきは今日、他の男と二人の時間を過ごす。勝利はもはや確定だ。どんな男も瞬殺の圧勝間違いなし。勝利のご褒美にこの身体は好き放題愛撫され視姦され、むにむにぷにぷに揉まれまくり、最後には剥ぎ取られてしまう。悔しい。羨ましい。
 ゆきは姿見を前に乳房が、乳首が、乳輪が、陰毛が、尻肉がはみ出していないか最終チェックしている。腋の下に顔を寄せすんすんと鼻を鳴らして匂いを確認する。香水を鼠径部とうなじに軽くこすりつけ、空間に向かってワンプッシュして身体をくぐらせる。

 最後にまたくるりと回転した妻。乳房とヒップが身体の回転からワンテンポ遅れぷるんと揺れて、止まった。そうしてゆきは、少しはにかんだ笑みで私を見つめ、「どう? 可愛いかな?」と聞いてきた。自分のことを「可愛い」と自信を持っているときの顔。ゆき独特の、天然のあざとさを感じる仕草。
 私はぶんぶんと大きくうなずき「ゆきー! かわいいよーパーフェクトだよー!」と叫んで妻に抱きつこうとした。
 ゆきはそんな夫からひらりと身をかわし、ショートパンツ、キャミソール、ショートスリーブシャツを素早く身に着けると、「さ、お迎えの準備しなきゃ」と小走りに去っていった。

 寝室には、ゆきの体臭と香水の匂いが残された。
 妻の下着姿の残像が、いつまでも脳裏を離れなかった。


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