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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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妻を他人に (9) ありがとう-4

「ゆ、ゆき……!」
「ちょっと……! ぁん……ん、んん……ね、ねぇパパ……?」

 あまりの興奮についペニスを乱暴に抜き挿ししてしまった私をなだめるような口調のゆき。

「んん、ぁん……ねぇ……に、二回目だから……少し優しくしてほしいな……」
「あ、ごめん。疲れてるよね」
「うん。それにあんまり激しくしてすぐ終わっちゃったら、ゆきつまんない……」
「うぐ……」
「うふふ」

 きつい冗談を言いながら目尻にきゅっと皺を寄せ屈託のない笑顔を見せるゆきは、まるで天使のよう。この天使を他人に貸し出しセックスの相手をさせる私はさしずめ悪魔といったところか。
 挿入したままのペニスをひくつかせると、天使が恥ずかしそうに笑ってくれた。
 雪のように妻の白い乳房を手に包み、先端の突起を口に含む。

「Zにもこうされた?」
「うん……」
「おちんちんも、ここに入ってきたんだよね……」

 ゆきの下腹部に手をやり、撫で回す。

「うん…………」

 率直な物言いに胸が締め付けられる。

「すごく気持ちよさそうな声が聞こえた」
「ん……もう言わないでよぉ……」
「気持ちよかった?」
「……知ってるくせに」
「何度でも聞きたい」
「ばーか」
「Zのチンポ、気持ちよかった?」
「うん…………」
「いっぱいイかされてたもんね」
「……………………」

 ゆきの顔がまた、みるみる真っ赤に染まった。私たち夫婦の間では、ゆきが「イく」とか「イかない」が話題に登ることはない。イッたことがないからだ。

「可愛いゆき。いまさら顔赤くして。やっぱりイってたんだね」
「…………な、なんでそう思うの……?」
「なんでって……だってゆき、何度も『イく』とか『イッちゃう』とか叫んでたじゃん」
「そ、そうなんだ……恥ずかしい……」
「俺に聞かせたかったの?」
「そんなわけないでしょう……? つい声が出ちゃったんだと思う……」
「無意識で?」
「はい…………」
「そんなに気持ちよかったの?」
 気まずそうにこくりと頷くゆき。
「何度もイった……?」
「たぶん……」
「俺とのセックスでイったこと……一度もないよね?」
「ご、ごめん…………」
「謝られると惨めな気持ちになるよ……」
「あぁん…………なんでおちんちんピクピクしてるのぉ…………」

 つい腰を激しく動かしてしまう私に、ゆきが「ぁあん、まだだめぇ……」などと甘えた声で抱きついてくる。動きを制限され落ち着きを取り戻した私は、ゆきと唇を触れ合わせる。

「うふふ。ヤキモチ焼いてるパパ、可愛い」
「Zとしてるときはこんなふうにおしゃべりする余裕もなさそうだった」
「ゆきは大好きな人とおしゃべりしながらするエッチが一番好きなの!」
「でも思った。ゆきもイくことあるんだなって。ゆきも女の子みたいな声出しちゃうんだーって」
「うぅ…………恥ずかしいよぉ……」
「ねえ、昔の彼氏にもイかされたことある?」
「またそういうこと聞く?」
「その反応、ありそうだね?」
 ゆきは少し考えてから、首を縦に振った。
「んーー…………ちょっとだけ……」

 ちょっとじゃないくせに。
 妻の小さな嘘に、下半身がまた反応する。

「って、ぁあん……なんでまたおちんちんピクンてなるのー?」
「だって…………ゆき俺のチンポじゃいけないのに……」
「ごめんね…………」
「だから謝らないでー…………あぁ、辛い…………」
「うふふ……ヤキモチ焼かせるのが楽しくなってきちゃった。Sなのかな? ぁん……っぐ……」

 ペニスをひくつかせながらゆきの口に舌を突っ込む。
 ゆきも舌を絡ませ、答えてくれた。
 しばし互いの乳首を刺激し合いながらのディープキスを楽しむ。

「ひ、一人でするときは?」
「ん……? 一人って?」
「いやだから……ゆきってさ、一人でオナニーするときはイくの?」
「オ……オナ…………!? そ、そんなことしないから!」
 これも嘘。
「ちょっと……! だからこういう話題でおちんちんピクピクさせないで! もう…………」
「オナニーしないの?」
「しないよぉ……ぁん……ん……」
 ゆきはその清楚な風貌に似合わず、女子大生や新人OLのころからオナニーを楽しんできた女だ。
 自慰の秘密を頑なに守る人妻というのはどことなく色っぽい。
「してもいいのに」
「恥ずかしい……ん……」
「オナニーは恥ずかしいことじゃないから」
「恥ずかしいことだよぉ……ん……チュ、チュウ……」

 夫への小さな嘘に興奮する。
 もっと嘘をついてほしい。

「Zを口でも……してあげたの……?」
 もちろん「フェラチオ」という行為も言葉もタブー。
「ぇ……? な、なにを……?」
「いやその……Zのアレを、口で……したのかなって……」
「あぁ……えっと……ううん、してないよ……」

 期待通りの嘘。私はもうZから聞いて知っているのに。
 夫に気を使っているのか、それとも単に恥ずかしいだけなのか。目を泳がすゆきは、やっぱり可愛い。
 それにしても相変わらず嘘が下手な女だ。この様子では妻は浮気などできまい。

 たまらなくなった私は、結局また激しく腰を動かしてしまい、すぐ果てた。
 出したあとの、ゆきの冷ややかな視線が痛かった。


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