第六章 アルバムの「しゃしん」 -1
「うち」にかえると、おとうさんが、アルバムをみていました。
『あっ、この「おんなのこ」、さっきの、こだっ』
サトシ君が、ふるい「しゃしん」をゆびさして、いいました。
そして、さっきの「できごと」を、はなしました。
おとうさんは、サトシ君のからだをひきよせ、ギュッと、だきしめました。
ほほえんだ、ちいさな「おんなのこ」の「しゃしん」は・・・。
おさないころの「おかあさん」の「しゃしん」だったのです。
あまやどり 「にじ」のおくりもの 完