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秋暮れ
【エッセイ/詩 その他小説】

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秋暮れ-1

広い空が見たくなって歩き出した
そして行き着いた先で
空を見上げた
その時見た夕焼けがとても綺麗で
秋がもうすぐそこに迫っているからか、少し空気が冷たくて
僕を苦しい程に切なくさせた
君が僕の隣で、僕と同じ事を想ってくれていたらなって思った
今すぐに君の元へ駆け出して抱き締めたいと思った
そんな想いを空に投げながら
僕は太陽がまた休憩に入るまで
一人で夕陽を見つめ続けた
すれ違ってばかりの僕らだから
僕が君の分まで
また明日も綺麗な貴方の姿を僕らの目に写してねって
ベッドに沈んでゆくオレンジの灯に語りかけた
帰り路は君を想いながらゆっくり歩こう
なんて
少し笑みが溢れた


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