投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

義父に犯されて:午前十時を過ぎたなら
【寝とり/寝取られ 官能小説】

義父に犯されて:午前十時を過ぎたならの最初へ 義父に犯されて:午前十時を過ぎたなら 48 義父に犯されて:午前十時を過ぎたなら 50 義父に犯されて:午前十時を過ぎたならの最後へ

第二十二章 告白-1

【啓介と同居 三ヶ月目】 
【20●1年3月25日 PM1:00】

数時間後。
デパートで。

※※※※※※※※※※※※※※※

色とりどりの服がハンガーに掛けられ並んでいる。
その中を飽きもせず、恵は真剣な目付きをして選んでいく。

天使は時折、おどける表情で男を見ながらブースに消えては短いファションショーを繰り返していた。
啓介は照れ臭そうにそれを見守っている。

しかし、「女の買物は長い」という百科辞典にでも書いてある簡単な事を男は忘れていた。
天使が慎重にノミネートした洋服達に未だ審査を与えられない事に痺れを切らした男は、自ら決断を下すのであった。

決めたと思うと未練気に残された洋服達の声に引き戻される女の傍から全ての物を取り上げ、分厚い財布から取り出したカードと共に独特の髪型をしている店員に手渡しながら(啓介に言わせれば鶏のトサカ頭だそうだ)せわしなさそうに告げた。

「それ・・全部、包んだって・・・」
「えっ・・そ、そんな・・・」

驚いて何か言おうとする天使が最後に手にしていた服すらも、引っ手繰るようにした「水色のトサカ君」は、気の短そうなスポンサーの機嫌が変わる前に一目散にレジに走っていった。

それでも何か言おうとする恵の口を封じるため、男は哀願するように言った。

「まー、ええがな・・・
頼むわ、もう腹ぺこぺこやなんや。
あとで靴も買うたるさかい堪忍してくれやぁ」

女の買物を中断させる方法を、男はようやく思い出していた。
ただ「あとで」と言った時にかつて自分の妻がした時と同じ光を瞳に宿すのを見て、少し後悔したのではあるが。

「そ、そんな意味じゃ・・もったいないわ・・・」
「えぇて、金ならあるんやし・・・」

生来の始末癖の抜けない女の困惑した表情をあざ笑うかの如く、上首尾にご機嫌の「水色トサカ君」が猫を撫でる例の営業口調で言った。

「お待たせいたしました・・・
有難うございましたぁ。
又のご来店をお待ちしておりますぅ・・・」

そしてすこぶる丁重に、久々に捕まえたカモを気持ち良く送り返すのであった。
恵は店の外に出た後、例の眉をひそめる表情をして言った。

「すみません、お義父さん・・・」
だが両手一杯の紙袋の重さに、思わず白い歯をこぼすのであった。


義父に犯されて:午前十時を過ぎたならの最初へ 義父に犯されて:午前十時を過ぎたなら 48 義父に犯されて:午前十時を過ぎたなら 50 義父に犯されて:午前十時を過ぎたならの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前