第十七章 裏切り2-1
【啓介と同居 三ヶ月目】
【20●1年3月20日 PM10:00】
啓介の寝室で。
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「恵、め・・ぐ、み・・・」
啓介もピッチを早めていく。
もう心は止められなかった。
毎日、顔を合わすたびに好きになっていく。
嫌われようと心を偽っていた分、強くなる。
一度知ってしまった自分の気持ちに嘘はつけなかった。
天使を貫いていく。
息子の嫁を犯している。
地獄に落ちてもいい。
このままずっと愛していきたかった。
切ない想いが弾けそうになる。
快感に耐えながら男は引金に手をかける。
出すのだ。
恵の透き通る肌に。
自分のもので汚してやるのだ。
「めぐ・・み。めぐみぃー・・・」
男は何度も天使の名前を呼ぶ。
そしてついに引金を絞るのであった。