【6・SM】-2
「ん…っ!」
傷口にぬめぬめしたモノが這っていくような嫌悪感に、思わず身体が跳ねあがる。
「れっさんすげー汗」
「ひっ…!」
じゅるじゅると音をたててセンさんの舌にわたしの汗が絡めとられていくと、その不快感に一気に鳥肌がたつ。
「やめ…て!それ気持ち、悪いっ!!」
わたしの反応を楽しむように、ゆっくりと首筋から脇、手…下半身から足の先まで順に舐められる。
「なんだれっさんやっぱ感じてんじゃんw」
センさんは足の指の間まで舐めとると、わたしの片足をそのまま自分の肩に乗せアソコを
覗き込める形にする。
「やっ!!」
「俺に裸で吊るされてさ、こんな濡れてんの?れっさんイヤらしーww」
「見ないで!降ろしてぇ!こんな恰好やだぁ!!」
羞恥心に耐えられない。
なんとか片足を振りほどこうともがくが、がっちり掴まれていてそうさせてくれなかった。
「見られて興奮した?れっさんの愛液、太ももまで垂れてきてる」
そう言ってもう片方の足も肩に乗せられ、逆肩車の形にさせられてしまう。
「すげー奥まで見えるよ、れっさん」
センさんの指がナカに入ってきた。
「やぁ!や…やめて!!」
中指を入れられ、膣内を擦るようにして出し入れされる。
「ひっ!あぁっ!!」
反射的に腰を引こうとするが、左手で腰を押さえつけられ身動きがとれない。
ぐちゅぐちゅぬちゅぐちゅ…部屋に卑猥な水音が充満し、耳がおかしくなってくる。
と、2本に増やされた指がナカで急に折り曲げられ、指の先を引っ掻かれた。
「ひぁ!?んぁああぁあっ!!そこイヤあああぁああーーっ!!!」
ビクンッ!!とわたしの身体が大きく跳ねあがり痙攣する。
「ここがいいの?」
「ちが…う!やめて!いやなの、やめてっ!!」
センさんはそのポイントを集中的に弄りだした。ナカに入れた指の腹で擦り、指先で捏ね、2本の指を激しく抜き差しする。
「あぁ!そこ、ダメ!お、おかしくなるいやだぁ!!!」
頭を振り、必死に快感に抗おうとしていると、そのままわたしのアソコに顔を埋め、更にクリトリスに吸い付き、舐めてきた。
「あっ!あっ!あっ!!ひゃめ!イク!…あぁああああ!!」
頭の中でまた何かが弾ける。
わたしの身体は思い切り仰け反った後に力を失い、センさんの肩から崩れ落ちそうになる。
「ねぇ、おねがい…もう帰して…」
「…も、もうダメ、これ以上は、こわれちゃうよぉ!!!」
わたしの瞳から大粒の涙が零れていく。心がもう限界だった。
センさんと視線がぶつかる。
「じゃあれっさん、もっと壊れよ?もっと鳴いて俺を楽しませて」
下から見上げるその瞳には、獲物をいたぶる獣のような残忍な光しか見えない。
心底わたしの状態をみて楽しんでいるその表情に、わたしは更に追い詰められていった。