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私に跨った女たち
【熟女/人妻 官能小説】

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仮性処女 奈々-1

 中学時代の私が想いを寄せていた奈々との再開は同窓会でした。中学の頃、奈々は怖い系の先輩と付き合っていてとても手を出せる雰囲気じゃありませんでした。話しはしますけどただそれだけ告白なんか出来る雰囲気じゃなかったんです。
 地元を離れて暮らしている私が同窓会に顔を出したのは偶然父親の葬儀と同窓会が重なったからでした。田舎では葬儀の告知を新聞にすることが常識になっていて私も父親の知り合いの連絡先を知らなかったので新聞広告を出しました。新聞広告を読んで私に連絡をくれたのは中学時代仕切り屋だった長岡と言う男で弔電も送ってくれました。喪主が私だったので気付いてくれたようです。
「明後日、四十歳の区切りで同窓会があるから顔出さないか」
「うん、時間が取れたら顔出すよ」
 なんとか葬儀のドタバタが終わって顔を出して見ると懐かしい顔でいっぱいでした。聞けば私は行方不明者リストに乗っていたそうで新聞広告を出さなければそのままだったらしいです。
 クラス毎にテーブルが別れていて乾杯の後はあちこち歩き回って思い出話に花を咲かせました。私が自分のテーブルに戻った時に顔を出したのは奈々でした。
「誰か私のこと憶えてる人いるかな」
「憶えてるよ、奈々だろ」
「あっ、行方不明の晃一じゃん」
 奈々とはその場で連絡先を交換しました。下心が無かったかと言うと否定出来ません。もしかしたらという思いはどこかにありました。二次会はクラス毎に流れて行きました。奈々とはクラスが違っていましたが偶然同じ店でした。二次会が終わって店の外に出るとそこそこ酔っ払っているので三次会の話がまとまりません。四十にもなると俺の行きつけとか顔がきくとか、どうでも良いことにこだわる奴がいてまとまるものもまとまらないんです。痺れを切らした奈々が近くにいた四、五人を誘って歩き出しました。歩き出したものの店に当てがある訳じゃありません。歩きながら検索して電話を入れたら五人なら入れる店が見つかりました。奈々に話すとウィンクを返してくれてちょっと嬉しかったのを憶えています。
 女は奈々一人、男が四人で個室居酒屋に入りました。奈々を挟んで左側に誠、右側には義雄が座りました。私は奈々と対面で私の隣は滋が座っています。みんな結構飲んだのに奈々はペースが落ちません。次々にお代わりを注文していました。話しは奈々を中心に盛り上がりました。
「高校卒業した頃だったかな奈々が死んだって噂になってたよな」
「それ私の妹だよ」
 奈々には異母姉妹がいました。中学の頃の奈々が怖い系の先輩と付き合っていたのはその継母と相性が悪かったからだと言っていました。噂って言うのは勝手なもんで奈々が死んだというのもそうですし奈々は高校を卒業して直ぐに出産したと言う噂もありました。「子供産んだの二十歳になってからだし、高校の頃は処女だよ、処女」
 処女と言う言葉を誠が拾いました。
「奈々なら一万出す」
「俺なら二万」
 義雄が値を釣り上げました。
「晃一はいくら」
「俺も一万」
 最後は滋です。
「俺は五千円だな」
 滋が五千円に落しまて場を収めました。奈々もその話を続けませんでした。下ネタが出たところで気になったことがありました。誠は右手でグラスを持っていますが左手が見えません。義雄は左手でグラスを持っていますが右手が見えません。二人とも肩が微妙に動いているんです。奈々が時折腰を動かしているのが分かりました。つまみを落としたふりをしてテーブルに潜り込んだら誠と義雄が奈々の尻に手を伸ばしていました。四十にもなれば尻を触るぐらいはありでしょうが向かい側の席に座ってしまったので手が届きません。


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