第十三章 初めての絶頂-2
「ふぅ・・ん・・・んん・・あぁ、ぐぅ・・・」
(あぁ・・い、いやらしい・・・
でも・・おいしい・・・すご・・く)
恵の心がケダモノに変わっていく。
自分の方から夫の父である義父の唇を貪っている。
でも、気持ちが良かった。
初めての経験であった。
これがエクスタシーというものなのか。
男も恵の突然の行動に遂に絶えきれなくなったのか、力一杯解き放った。
「あっ・・・お、おぁ・・・」
「あぁっ・・あっあっあっ・・・
いやっー・・あぅー・・ん・・・」
恵は男の首を抱きしめながら昇っていった。
まだ義父と思い込んでいる。
恵は今日初めて絶頂というものを知ったのである。
義父と交わりながら。
「禁断の愛」に一歩踏み込んだ瞬間を、恵は快感と共に噛みしめていくのだった。