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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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甘い同棲生活F-7

「んぅううっ。だからぁああ」

泣きそうになりながら、理央は言う。

「今日ね、朝起きて遠月さんのお布団いて、すごくいい匂いして」

「ふふ。木綿子ちゃんの香水、すごく大人な、セクシーな香りだもんね」

「いや!確かにそうなんだよ!だけど……違うなあって。加奈子とやっぱり寝たいなって。加奈子の匂いが好き」

加奈子はきょとん、として目をパチパチさせる。
そしてふふっと微笑むと、背中を撫でて、髪の毛もふわふわと、手で触る。

「遠月さんの布団で寝た時、初めて加奈子の布団で寝ようとした時と……全然違ったもん。遠月さんに全然えっちな気持ち、沸かなかった」

もちろん木綿子だって魅力的なのだろうし、亨にとっては最高の女なのだろう。
だが、理央にとって、少なくともあの時から今までは、加奈子が特別だったのだと思う。

「ーー今日は大人しく寝る。だけど、今度、いっぱいしてもいい?」

加奈子は恥ずかしそうに、「いいよ」と言って頬を撫でてくれた。





年度末、年度始めと、しばらく慌ただしい時期が続いた。

今日は土曜日だったが、四月の頭に、加奈子と理央の会社では健康診断がある。
理央たちの部署は、今日がその日だった。
健康診断は午前中で終わった。
今日は理央の車で二人で健康診断に向かったので、先に終わった理央が少しばかり待ち、二人で自宅に帰ってきた。

息子の柚木は、今日は友達と、その家族と出かける約束をしていたので、家はシン、と静まり返っている。

「お昼、どうしよっか。お腹減ってる?」

玄関を上がり、二人は階段の手前のあたりで向き合った。

健康診断ということで、検査しやすい格好でーー加奈子は無地の黒いカットソーに、黒のワイドパンツ、ベージュのロングカーディガンを羽織っている。

「ん。僕……わがまま言っていい?」

「何?高いもの食べたいとか?」

ケラケラと笑って加奈子が聞く。
そんな加奈子の手を軽く引っ張り、「来て」というと階段を登らせる。

カーテンが締め切られ、常夜灯もついていない部屋に押し込むようにして、加奈子の体を無理やり入れた。

そしてカーディガンを脱がせ床に落とすと、ドアに体を押し付けて、唇を奪う。

「ん、んぅ、んっ……」

抵抗にも似た吐息が、密着した唇から漏れる。

しばらくキスしたあと、唇を離すと、理央は我慢できなさそうに、ベッドの方へ強引に加奈子の体を移動させる。
加奈子はぎょっとする。
カーテンの隙間から差し込む光で、ベッドサイドの上に置かれているものに気づいた。
無造作に、ベッドサイドの引き出しの上に置かれた、ネクタイと、透明な液体が入ったプラスチックのボトル、そして電気マッサージ器と、以前木綿子の前でも用いたローター。

加奈子は後ろ手にーー慣れた手つきの理央に、ネクタイで縛られて、布団を引き剥がした上に体を押し倒された。

「もっかい、聞くね。わがまま言ってもいい?」

横たわる加奈子に顔を近づけ、こんなに乱暴に加奈子を扱った一方でーー切なそうに、声を震わせて言う。

「痛いことはしないって約束するから。ーー加奈子のこと、たくさんしたい……」


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