甘い同棲生活⑦-12
「本間さんとは、こういうの、した……？」
「え、何で……そんな、僕、本間さんとなんて、数えられるだけしかエッチしてないよ……？」
「ふふ。じゃあ、あたしに使うの本当に楽しみにしてくれてたんだ。嬉しい」
舌先で、何度も腹から、胸元までなぞりあげる。
唾液もたっぷりと出され、さらにはローションで滑り、加奈子の舌先も、理央の胸元も快感を感じていた。
「あたしも気持ちよかったけど、理央も、ぬるぬるのやつで触られたら気持ちいいよね？」
とうとう胸元を愛撫されながら、右手が理央のそれで到達する。
「……あっ」
「ふふ、手が簡単に動いちゃう」
右手についたローションのせいで、手の滑りがよくなり、理央のそれの上を簡単に滑る。
にゅるん、にゅるん、とまるで、加奈子の中を出し入れするような感覚。
「すごく、いやらしい。理央のこれ」
「ん、んぅ、わがまま、いってもいい……？」
「なあに？」
「加奈子が、僕の体……どうしてるのか、言って欲しい……」
相変わらず手の甲で、目元を隠しながら、息も絶え絶えに懇願する。
照れている理央が可愛くてーーいつもなら躊躇するが、今回は言ってあげよう、と思わず笑った。
「理央の体……乳首、舐めながら、ローションでぬるぬるになった右手で、理央の固くなったオチ×チン、しごいています」
そう言うと、加奈子は再びそれを続けていく。
「ん、ん……ぅん、加奈子、エロすぎ……。言って貰えるの、嬉しい」
「やだ、恥ずかしいから」
「だって、普段は……あんなに、真面目で……ん、んぅ、すごい清潔感ある加奈子が、そんな台詞……っ。興奮するで、しょ……」
「まだ清潔感あるって言える？ もう一年付き合ってて、たくさんだらしないところ、見てるのに」
加奈子は唇を体から離して嬉しそうに、ぐちゅぐちゅと手早くペニスを握る手を動かしていた。
「ん、加奈子……手、早い、僕、いっちゃ……う。それ、されると」
「……どうする？ いきたい？」
「いきたいけど、まだ、加奈子に……気持ちよくして、欲しい……」
加奈子の背に這わす手に、力が込められる。
嬉しくなった加奈子は、胸に幾度もキスを落とした。
「可愛い、理央」
加奈子は再びボトルを手に取ると、理央のそこにローションを塗りたくる。
そして、理央のそこにまたがり、ショーツ越しにぬるぬるとしたお互いの性器をこすり合わせる。
「ん、ぅ……ん」
膝を立てて、腹に手を置いて、腰をグラインドさせる。
だが、もっと直接的な刺激が欲しくて、加奈子はショーツを右側にずらした。
「加奈子、エロすぎ……やばい」
「ん、んんぅ、だって、直接の方があたしも気持ちいい」
いつもより滑る、そこ。
加奈子は興奮し、陰核をペニスに擦り付ける
「こ、んなの……全然、清潔感……なくない……？ 理央の今すぐ欲しいもん……」
ぐちゅっ、ぐちゅ、と激しい音。
いつも以上にお互いの性器がテラテラと光って、淫靡に見える。