第四十四章 ロスト・ヴァージン(画像付)-6
「おおっ・・・おほっ・・・
おっ・・・おおぉっ・・・」
「はぅっ・・うっ・・あはぁっ・・・
はぁっ・・・はぁっ・・・」
男の動きに合わせ、声が漏れていく。
「圭子っ・・圭子ぉっ・・・」
自分の名を呼び続ける竹内の声に、ようやく気づいた圭子は一瞬目を開いた。
「おおっ・・おほぉっ・・け、圭子ぉ・・・」
「ああっ・・・」
それは衝撃なシーンだった。
(あ、あなたは・・・?)
おぞましく毛嫌いしていた男が目の前にいた。
「あぅっー・・・」
そう自覚した時に、激しい感覚が身体を突き抜けていった。
(わ、わたしっ・・・?)
セックスをしている。
否定しながらも、不条理な妄想を描き続けていた相手と今、現実に交わっているのだ。
(そ、そんなぁ・・・)
衝撃の事実に圭子は大きく目を開いて男を見ていた。
「圭子っ・・おほぉっ・・・
おおっ・・・圭子ぉっ・・・」
生臭い息と共に熱いコックが出し入れされていく。
まだ痛みは残っていたが、さっき感じた程ではなかった。
「ああっ・・あっ・・あんっ・・あっ・・・」
むしろ切ないよう、なむず痒さが湧き上がってくる気がする。
「んぐぅっ・・・」
ネットリとした感触が唇をふさいだ。
ヤニ臭い味が口中に広がっていく。
(ああ・・だ・・・め・・・)
それは麻薬のように少女を痺れさせてしまう。
おぞましさゆえに甘美な絶頂感が蘇ってくる。
「あふぅ・・んん・・・んぐぅ・・・」
舌を強烈に吸い取られると、そのまま唇を預けてしまう。