第四十四章 ロスト・ヴァージン(画像付)-2
だからだろうか、おぞましい愛撫を強要されても素直に応じてしまった。
殺意を抱いて持ち込んでいたナイフの代わりにペニスを握り、咥えていた。
命令通りに従う自分の姿にときめきさえ、覚えてしまう。
『んふぅ・・あふぅ・・・』
男のザーメンを飲み、唇を奪われると自らも舌を絡めていく。
全身を舐められる事で更なる官能を味わい、そして昇っていったのだ。
純真で無垢がゆえに、操られるままに痴態を繰り広げた圭子を、竹内は熱い眼差しで見つめながら油断無く次の策を考えている。
「ああ・・・」
泣きつかれた表情で掠れた声を漏らす少女も、ぼんやりと視線を返している。
(わたし・・何を・・・?)
徐々に鮮明になっていく記憶が、目の前にいる男が誰かを教えようとしていた。
「あっ・・・?」
(た、竹内っ・・・)
薬と興奮で忘れかけていた憎しみが突然蘇る。
しかし、一瞬、変化した表情に男は鋭く反応した。
「ああっ・・・」
無防備に晒されたバストを両手で鷲づかみにして、愛撫を始めたのだ。
「あっ・・・あっ・・あっ・・・」
絶頂を味わった後の身体は敏感に反応してしまう。
「フフ・・・・へへへ・・・」
下卑た笑みを浮かべる男に嫌悪感を受けながらも、拒否する事は出来なかった。
「はぁっ・・あはぁっ・・・
ああっ・・ああっ・・・」
愛撫されるままに息と声が漏れていく。
(だめっ・・こ、こんなっ・・・)
なまじ男への憎しみを思い出したために、不条理な興奮が加味されてしまう。
「い、いやぁっ・・・」
屈辱を感じながらも、より強い官能が少女を包み込んでこうとしていた。