第四十四章 ロスト・ヴァージン(画像付)-12
「圭子っ・・・・圭子ぉっー・・・」
動きが激しく早くなっていく。
「ああっ・・・あああっー・・・」
剥き出しになったヴァギナから太いコックが滑りながら、鮮血が混じった愛液を飛ばし、シーツを濡らしていく。
「お、おおおおおっー・・・・」
「ああああああっー・・・・・」
叫びが重なった瞬間、二人の想いが弾けた。
(ああ・・・な、何ぃ・・これ、何なのぉ・・・?)
竹内が放ったザーメンが体内の奥目指して駆け上っていく。
「おおおっ・・・・おおおおおっー・・・」
ビクンビクンと身体を振るわせる男は少女の足を抱え、深く貫いた姿勢で声を絞り出している。
「ああああ・・・ああああああああ・・・・
ああああー・・・」
少女の声にならない呻きがそれに重なる。
二人は今、一つになっていた。
最高の快感と共に最高の感動を味わっている。
「おおおおっ・・・」
男が力尽きるように覆いかぶさると、圭子は無意識に抱きしめた。
「おおお・・・おおぉ・・・・
耳元に熱い息が吹きかかる。
「ああ・・・・あはぁ・・・」
深いため息がそれに答えている。
男の重みが心地良い。
どちらともなく顔をあげ、見つめ合う。
「圭子・・・」
「おじ様ぁ・・・」
互いの名を呟きながら唇を重ねる。
「おほぉ・・・・」
「あふぅ・・・・」
触れ合いながら、舌と舌が絡まり始める。
【んふぅ・・はぁ・・あんん・・んみゅぅ・・・】
二人の身体は繋がったまま、息と声も重なっていく。
「おおふぅ・・圭子ぉ・・・」
「ふぅ・・・ああ・・・、おじ様ぁ・・・」
愛おしげに呼び合う様はまるで恋人同士のようだ。
事実、圭子は目の前の男に愛を感じていた。
大好きだった少年ではない。
下品で醜い中年男なのに。
「好きだ・・・圭子ぉ・・・」
「私もぉ・・好きぃ・・・」
おぞましい囁きにも、拒む事なく答えている。
母を犯した竹内を憎んでいた筈だ。
だが、それゆえに切ない想いが湧き上がるのかもしてない。
「愛してぇ・・私もぉ・・・」
自ら舌を差し出し、ヤニ臭い男の口の中で呟きを繰り返していく。
「ママと・・同じように・・・ママとぉ・・・」
瞳から、涙が一滴こぼれていった。