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Breather
【二次創作 官能小説】

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Breather-20

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「ふうっ・・・・・・」



激しい剣幕で執務室にいた時とは一転し、荒々しく廊下に出てきた後の表情には穏やかさが漂うセリス。
その口許には心なしか笑みが浮かんでいた。



(少しオーバーだったけど、あれくらいやらないとエドガーは動かないし・・・)



お陰でセリスが出歩いても、以前ほどうるさく規制しようとはしないだろう。



(エドガーにも、少しは負い目があったのかな・・・・・)



負い目、という言葉にセリスは一瞬動きを止める。

彼女も”領主との良い息抜き“を、しかもそれを城内で行ったことを思い出したのだ。

だがセリスにとってみれば久しぶりの出逢いであり、退屈さとは真逆の刺激的な時間だったことは事実。

あの後夢の中で正体不明の人物に翻弄されることはなく、心地よい疲労とともに今日まで2日間しっかりと熟睡できたのだ。





(やはり色々溜め込むのは身体に悪いわ・・・・息抜きは小まめにしないとね)






エドガーに対する負い目を心の底に据えつつも、これから再開されるであろう”刺激“を伴う王妃生活に心踊らせながら、

セリスは颯爽と大臣達が公務と共に待つ大広間へと歩を進めていったーーーーーー








ーーーー 完 ーーーーー


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