『聖なる夜に……』-2
『いやーっ……いやーっ……』
紘美が悲鳴を上げると男は、かぶっていた白い縁取りのある赤い三角帽を、紘美の口の中に押し込んだ……
『うぐぐぐぐっ……』
男の冷えた左手が、紘美の細い手首を頭の上で、一まとめに押さえ付ける……男の右の手は、紘美の少し茶色に染めた髪の毛を撫で回しながら、耳の後ろから首筋を通り……黒いニットのセーターに……小さな膨らみの頂きに到着すると、掌は……激しく乳房を揉み解し始めた……
『ううぐぐっ……うぐっ……』
……男はテーブルの上の食べかけのケーキを、みつけると……ニヤリと微笑み……紘美の耳元で……
「こんなに可愛い娘が……一人でイブの夜を過ごしているなんて……素敵なプレゼントを持って、サンタが君の部屋に、やって来たよ……」
と囁きながら紘美の耳を舌先で舐め回した……
『ううっ……ぐぐっ……』
紘美の背筋に悪寒が走り、グイッと腰が浮き上がった……
男は、着ていたサンタの衣裳を、引きちぎる様に脱ぐ……白い長袖のシャツに、洗いざらしのジーンズ……男は、そのまま一気にシャツを脱ぐと、痩せ細ってはいるが、筋肉質の上半身が表れた……
男の右手が、紘美の胸元から、くびれた腰まで、紘美の体を、ゆっくりと堪能しながら移動していく……いつしか、黒いニットのセーターの裾は、ミゾオチの辺りまで捲り上げられ……紘美の透き通る様な、白い肌が露になっていた……
『ぐぐぐっ……ぐぐぐっ……』
頭を左右に激しく振り必死に抵抗する紘美……男は、その様をニヤニヤしながら楽しんでいる……
『ううっ……』
露になった薄ピンクのブラのフロントホックが音も無く外される……ブラのカップが左右に弾け……小さな乳房に、小さなピンク色の乳頭を携えた紘美の胸が、男の目に晒される……
『綺麗なオッパイしているんだねっ……』
すーっと肌を寄せる男……小さな乳頭が、男の肌と触れ合うと、紘美の体が再びビクリッと反応した……
『ううぐっ……』
男は、右手の親指と人差し指で、小さな乳頭を摘み上げ、コロコロと転がす様に刺激を加える……微かに、紘美の乳頭が頭をもたげてきた……
「ほーら、段々気持ち良くなってくるよ……」
『ぐぐっ……ぐぐっ……ううっ……』
紘美の上に馬乗りになっていた男は、体を入れ替えベットの脇に膝まづく……左手で、紘美の手首を押さえ付けながら、舌先で紘美の隆起した乳首を舐め回す……
『ううーっ……うううっ……』
男は、右手でジーンズのボタンを器用に外し、ジッパーを降ろすと、紘美の淡い水色のパンティーが、顔を覗かせた……男の右手が、紘美の大切な部分に潜り込んでいく……
『うーっ、うーっ……』
腰を捻り、足をバタバタとバタつかせ抵抗をするが、男の指先の侵入が止むことはなかった……少し盛り上がった恥丘……薄い恥毛のその奥に……
『うーうーっ……うううっ……』
嫌悪感で幼い顔が歪む……花びらの割れ目に沿って、指先を何度も往復させる……人差し指と薬指で、花びらを開き……紘美の最も敏感な部分に……中指が触れると、紘美の体が大きく反り返った……
『ううううーっ……』
敏感な部分への刺激を繰り返し……花びらの間から、微かに蜜が染み出してくると……男は人差し指を小刻みに震わせながら、紘美の奥深くまで潜り込ませた……
『うぐぐっ……』
「ほーら、ここが気持ちイイって……こんなに淫らな涎が出始めたよ……」
『ぐぐっ……ぐぐっ……』
男の指先が動く度に、じわじわと蜜が溢れ出し、人差し指が紘美の蜜で浸されると、今度は人差し指と中指を蜜壺の中に挿入し、蜜をえぐるように掻き出す……
『うううっ……』
中指を曲げたまま激しくピストンを繰り返す……
『うーっ……うーっ……うぐぐぐぐっ……』
男は、枕元にあったテレビのリモコンに手を伸ばしスイッチを入れる……
ブラウン管の中では、派手な衣裳のアイドル歌手が花束と楯を抱え、涙をこらえてヒット曲を熱唱していた……
テレビのボリュームを上げると男は、紘美の口の中に押し込めていた三角帽を取り去り、続け様に紘美のジーンズとパンティーを、乱暴に剥がし取った……
『いやーっ……いやーっ止めてーっ……』
紘美の悲痛な叫び声……男は冷静に語りかける……
「騒ぎたければ、騒げばよい……助けを呼びたければ、もっと大きな声を出せば……誰かが聞き付けて、助けに来てくれるかも知れない……でも、この状況で……恥ずかしい思いをするのは、誰かって事……よーく考えてみな……」
『ううっ……お願い……もお、止めてください……』
下半身を剥き出しにされた紘美は蚊の泣くような、か細い声で涙ぐみながら懇願するしかなかった……