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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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甘い同棲生活C-2

「仲良しね、一緒にいたの」

「先月から、佐藤くんと一緒に引っ越したんです。なので一緒に住んでます」

「そう。二人がうまくいってると、あたしも嬉しい。
ところで佐藤くん、後輩の引き継ぎもスムーズで、今日の藤沢での仕事は滞りなく終わりました。先方も、佐藤くんのこと褒めてらしたわよ」

「えぇ、マジ」

嬉しそうに理央は笑う。

「本間さんは……前から、僕のことそうやって言ってくれるよね。嬉しい」

理央は、普段の飄々したこの態度や、容姿のせいで、仕事についてなかなか評価がされづらかった。
報告、連絡、相談など、仕事で関わる人物の中では誰よりも丁寧だと、贔屓目なしに加奈子も同様に思っていた。
年の差もあるかもしれないが、佳織は外見などに囚われず、関係を持つ以前から彼を評していたのだった。

「何で。出張で見ている限りだって、あなたは評価されるべきよ。出張はーーもう来たくないんだろうけど。もし機会があれば、また遊んでくれる?」

「ほ、本間さん、あ、あ、遊ぶって、加奈子の前でそんなっ」

「ーー本間さん、そんな意味で言ったんじゃないと思うけど。何考えてるの」

しらーーっとした目付きをして、横から加奈子は突っ込んだ。

「また飲みましょう。中村さん、遅くにごめんね」

「いえ、連絡ありがとうございました」

加奈子は通話を切って、ふぅ、とため息をつく。
そして、理央の肩にそっと手を置いて、指先で撫でる。

「心配、かけちゃったかな」

ぼそっと加奈子は呟く。
理央は少し、悲しそうな目付きをしていた。
隼人に会うのは嫌で、出張には行きたくなかったが、おそらく佳織には会いたかったのだろう。

「今日、一緒に寝よっか。あたしも上行くよ」

「え、いいの」

ぱぁあっと顔が明るくなる。

取り留めもない話をしたあと、二人で理央のベッドに潜り込み、早々に灯りを消す。
加奈子はあまり、理央の部屋に来ることはなかった。
隣には柚木の寝室があるために、もし二人で性的な行為を行なう場合は理央の部屋ではなかったからだ。
ふわふわとした髪の毛を撫でたあと、加奈子は理央に背を向けて、目を閉じる。

ーーうとうとしていた頃だろうか、腰の辺りを理央の指が触れる。

パジャマの上から触れる指先で、幾度か腰を撫でたのち、布が少しめくれあがる。
細いとはいえ、年相応に柔らかい腰の肉に、指が沈む。
加奈子は目を閉じたまま、理央の指先のぬくもりを感じていた。

そのまま、脇腹の辺りを指先が滑る。

さすがにくすぐったくて、びくんと体が震える。

さらには両手のひらが、加奈子の腰から、背中の辺りを包むように触れる。
手のひらで、指先で、腰の辺りを直接撫でられていく。

あたたかさと、安心感とーーさらには、むずむずと子宮が疼いてしまう。


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