その8 堕ちていく女(画像付き)-2
みやびは、自分の知らない間に身売りをされていたことにようやく気がついた。
彼女の持ち物は既に大きなバックに詰め込まれて、
既にその館に運ばれていた。
「この建物の中にお前の部屋を用意してある、そこがお前の居場所さ」
金城は可笑そうに笑っていた。
「それから、これからは、お前は俺の言いなりにするんだ、わかったかな?」
「と、言いますと?」
「はっきり言えば、俺の性奴隷になるって言うことさ」
「えっ……」
突然のことにみやびは戸惑うばかりだった。
負債を抱えている前の事務所の社長が、
みやびを欲しがるこの金城に金で譲ったのである。
まさか、あの温厚な社長が自分を身売りするなんて、
みやびは信じられなかった。
歌以外には何事にも疎いみやびには、今はそれに従うしかなかった。
こうなってはみやびは諦めるしかない。
悲しく、悔しさに涙が止まらなかった。
「あの、それで私は……」
「さっき、俺の言った通りだよ、俺の性奴隷として俺に従う女になるってことさ」
「そ、そんな……」
「あの男が言っていたよ、大星みやびを売り込むために、
膨大な借金をしたらしい、その穴埋めに俺が資金を提供したのさ、
お前の身体を担保にな」
そう言えば、社長が資金繰りに苦労していたことは、なんとなく感じていた。
しかしその原因が、自分にあるとはみやびはあまり知らなかった。
「では、私はどうすれば?」
「俺のオモチャ、または調教される為の性奴隷になると言うことだ」
「酷い、そんな……」
みやびはそう言うしかなかった。
大人しくなったみやびを見て、金城は手元に置いてあった大きなバックがら何やら取り出した。
「これが何だかわかるかな?」
「いえ」
それは、男性のペニスの形をしたバイブレーターだった。
「みやび、足を広げろ」
「恥ずかしいです、そのような……」
「馬鹿野郎!」
金城の大きな手がみやびの頬を叩いた。
みやびの顔からは涙と鼻水が飛び散った。
「分かりました、金城様」
「分かればそれで良いんだよ、みやび」
さっきから自分の裸を見られることに、みやびはすごく恥ずかしかった。
しかし、彼はさらに股間を広げろと言う。
もう何を言われても、彼の言う通りにしなければならなかった。
「この私の隣に座って、大きく股を広げるんだ」
「はい」