女の悦び-14
「都姫ぃ…」
(来た…)
都姫は鉄平の口から出る言葉が怖かった。どんな叱責を受けるのだろうと思うと視線を合わせられなかった。
「社員の口に放尿するCEOって、どうなの?」
都姫は何を言われても返す言葉が無かった。
「ゴメンナサイ…。本当にゴメンナサイ…」
謝るしかなかった。だがここぞとばかりに鉄平は都姫を責める。
「飲んじゃったじゃないか、都姫のションベン…」
それは予想外の言葉だった。まさか飲んでしまったとは思わなかった。
「ゴメンナサイ…」
「あの状態でションベンしたら、口の中に入るって分かるよなぁ?」
「はい…」
「普通、そんな事しちゃダメだって我慢するだろ?だったさぁ、人の口の中にションベンすんだぜ?男の口の中にションベンする女ってどう思うよ?変態じゃん?」
「は、はい…。」
「じゃあ自分の事、変態だと認めるんだな?」
「…」
「どうなんだ?」
「…、は、はしたない女だとは思います…」
「はしたない女か…。はしたない女だとは自覚してるんだな?」
「はい…。」
「フフフ、じゃあそれでいい。ならさー、人にションベンぶっかけた罪はどう償うんだ?」
都姫は鉄平の望みそうな事を考えた。
「お詫びに…、私にオシッコ、かけて下さい…」
鉄平は満点の答えだ、そう言わんばかりの笑みを浮かべた。
「じゃあそうさせてもらうよ。ただ今ここでションベンかけたらベッドが汚れて大変だろ?もうすでに都姫のションベンで大変な事になってるからな。後でのお楽しみにしとくよ。じゃあ取り敢えず、セックス、するか。」
(セックス…)
その単語は都姫の心にジュンっと響いた。ヤル、ヤらない、入れる、入れないとは鉄平から良く聞くが、セックスと言う単語は久々に聞いた気がした。
(セックス…、セックス…)
都姫の頭の中で淫美に響き渡る。