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旅立つ君へ
【エッセイ/詩 その他小説】

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旅立つ君へ-1

短すぎた
君といた時間が
あまりに短すぎた

君がいた場所が
空気が
思い出が

まだあるんだ
鮮明に
残ってるんだ
僕のなかに

君がそこにいるのが
あたりまえじゃなくなるって知ったとき
涙がでた

もっと一緒に悩んであげられたら
もっと話を聞いてあげられてたら
僕がもっと頼れる人間だったら
君をもっと支えてあげられたのに

実感が湧かなくて
納得したくないんだ
だってそこにいたから
いつも隣にいてくれたから
これからも一緒にいれるって思ってたから
君がいなくなるなんて
考えたことなかったから

寂しいんだ

でも僕は信じることにした
君が前を向いて歩きだしたこと
僕らの間に「絆」があること
君にまた会えること

君の場所はいつだってここにあるから


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