第二十七章 波しぶき(画像付)-2
※※※※※※※※※※
昨夜は裕君と一緒のベッドで手を繋いで眠った。
まさに熟睡で、あんな幸せで深い眠りは生まれて初めてだった。
夫を、妻を取り戻した安心感が二人の心を包み、満たしていた。
目を覚ました時、裕君の顔を見つけた歓びを私は忘れないだろう。
男の割には長いまつ毛が愛おしくて、私は飽きずに眺めていた。
やがてピクンと跳ねるように瞬きした夫も、私を見つめ白い歯をこぼした。
自然と唇が重なる。
互いの息がくすぐったく、心地良い感触を楽しむようにキスを味わっていた。
やがて抱き合いながら裕君と私の指は、互いの熱くなったところへ伸びていった。
小さな快感が、さざ波のように沸き上がってくる。
口づけを繰り返しながら、二人の息も徐々に熱を帯びていった。
私は裕君の舌がバストを責めだすと、くすぐったい愛撫をしばらく楽しんだ。
でも、沸き上がる欲望が今朝の私を積極的にする。
身体を入れ替え上になると、私の方から裕君の首筋に唇を這わせた。
「あ・・・」
微かにこぼれた夫の声が嬉しくて、小さなキスを繰り返していく。
裕君の両手が私の背中に廻り、ギュッと抱きしめてくれる。
そのまま固くなった乳首を口に含むと、ビクンと首をのけぞらせた。
「ああっ・・ああっ・・・あっ・・あっ・・・」
小刻みに漏れる声が女の子みたいで、私は舌と指で攻め続けた。