屈辱の夜-1
「、、、うっ!逝くっ!」
一人目の人が射精したようでした。生まれて初めて射精を受けた、、、怖かった。中で出されたらどうしよう、と思っていたが、よくよく考えればそんなリスクはこの人たちも冒すまいと思った。
このまま全員に犯されてしまうのは仕方ないとして、中に出されず済むなら被害は最小限と言える、、、しかしそう都合よくは行かなかったのです。
「、、、きゃっ!と、撮らないでくださいっ!いやっ!」
代わる代わる私に入ってきたのですが、済んだ人が何やらスマホを向けていて、点灯するランプから撮られていると判りました。
「嫌っ!、、、撮らないでってば!」
写真でも動画でも、、、困る。もしどこかに流れたら最悪の事態になる。しかし四人がかりではどうしようもなく、私のレイプシーンは動画に収められたようでした。
「お願いですっ、動画、消してくださいっ!」
解放された私は、服も着ようとはせず、射精を終えた男の人たちにすがりついて頼み込みましたが、相手にされません。
「ねえっ!お願いですからっ!」
処女を奪われたことより、こちらのほうがはるかに私には深刻でした。
「じゃあ言うこと聞くか?、、、、まずスマホだせ」
男の人の言うことに逆らえるわけもなくスマホを差し出すと、いろいろと見られてしまいました。これも止む無し、と判断した私はその間に服を着ました。
「永森さん、って言うんだね」
名前のほかにも電話番号はもちろん、連絡がとれるようにとフリーメールまで知られてしまいました。それにその間も、、、服の上からカラダ中を触られました。
「うっ、、あっ・・・もういいでしょう?やめてくださいっ」
シャツとブラをめくりあげられ、しつこく乳首を舐めまわされ、別の人にはショーツの中に手を入れられ、、、、動画を撮られたことで憤慨した私は、今度は激しく抗いました。
「さすがに出したばっかりで、、、勃たないな」
私のカラダを触りまくっていた人たちも、「二度目」は諦めたようでした。気が済んだのなら、と私の服の乱れを直し、
「その動画、、、どうする気ですかっ?」
男の人たちに詰め寄りますが、何の返答もありません。私の質問を無視し、去ろうとするので立ちふさがり、
「どうする気ですか、って聞いてるんですっ!」
私も、このままで帰るわけにもいきません。
「・・・連絡するよ」
「待ってくださいっ!動画をどうするのかと聞いてるんですっ!もし変なことに使う気なら・・・」
もう、私も泣いてしまいそうになっていました。
「変なことって何だよ、、、俺たちももう疲れたし、眠いから夜が明けてから、な。まひろも帰りたいって言ってたろ?」
確かに、、、時刻はもう三時を過ぎていました。
「メールするから。それまでは変なことにも何にも使わねえからさ」
その言葉を信じ、私はとりあえず帰路につきました。
幸い家族は寝静まっており、私の帰宅に気づく者もいませんでした。
自室に入った途端、ふと力が抜けてしまい、私はへたり込みました。わずか三時間ほどの間にいろいろなことが起こりました。「ファーストキス」も「処女喪失」も女の子には重大事ですが、それ以上に動画を撮られてしまったこと、それもこともあろうに「レイプシーン」とは・・・
「もしアレをばら撒かれたら、、、私はお終いだ」
そう思うと恐怖で、、、今度は声を上げて泣いてしまいました。隣室の兄に聞かれないように、すぐにベッドに潜りこみました。
翌朝、、、いつまでも起きてこない私を母が起こしに部屋まで来ました。
「まひろ、、、何時だと思ってるの?ダラダラしてないでそろそろ起きなさいっ」
まずい、、、泣き寝入りしたせいで顔が腫れている。母に見せるわけにはいかないので布団を被ったまま、
「起きるよ、、、起きますから」
母が部屋から出ていくのを確認してから体を起こした。時計を見ると、、、まだ九時前でした。
昨夜のことを思い出して、私はスマホを確認しました。あの人たちから、未だ連絡はありませんでした。