幸せは君-3
あいつは普通というが、その普通の日々に鈴子がいることで、俺は「幸せ」と実感出来るのだ。鈴子がいない『普通』の日々など、俺にとって一日を過ごす意味を成さない。
甘党の俺のために毎朝煎れてくれるコーヒーはミルク・シュガー入りだし、鈴子の作るカレーは俺に気を遣って甘口だ。
そんな君のさり気ない優しさが、俺にとっての『幸福』そのもの。俺はこれからも、その優しさを見つけていきたいし、傍で感じていたいと思っている。
ありがとう鈴子。君は俺の幸せの全てだ…。
[fin.]