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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 小百合 3-2

こうして
お昼ご飯を居間に運んでいくと
小百合の母親が

「おつかれさま 怪我しなかった?」
{うん へいき ちょっと焦げてるけど なんとか…}
「がんばったね」
「うん とりあえず、食べてみて…」

句美子も台所の後片付けをすませたあと
居間にやってきたのをみると
小百合の母親は

「くみこちゃんもおつかれさま」
「いえいえ」
「しばらく見ないうちに料理も出来るようになってて
 びっくりだわ 2ヶ月?」
「うん 2ヶ月になるかな はじめてから
 冷めないうちに…どうぞ」
「あ うん それじゃ、食べましょ」

小百合の母親がそう言うと
各自食べ始める

「どうかな?」

おそるおそると感想を聞く小百合

「うん おいしいよ」
「おねえちゃん おいしい」
「よかったぁ…くみこちゃんありがと」
「ううん 続けて行くんでしょ?」
「うん お母さんの手伝いするつもり」
「小百合 ありがと」

お昼ご飯を食べ終わると
句美子と小百合は皿を洗い
居間に戻ってくると
真治が小百合に甘えてくる

「おねえちゃん だっこ」
「はいはい」

真治をだっこして座る小百合

「小百合ちゃんって家ではこんな感じなんだ」
「この子 わたしにいつもこう」
「いい おねえちゃんだよね」
「おねえちゃん ばばろあまだ?」

小百合は時間を見ると
12時は過ぎていたようだった

「2時間は経ってるね」
「私が持ってくるから」
「くみこちゃん ありがと」

句美子は冷蔵庫からタッパを取り出すと
4人分だけ切り分けて皿に載せていき
残りは冷蔵庫にしまうと居間に持ってくる

「ちゃんと固まってるみたいだから平気そう
 はい 真治くん どうぞ おばさんも」
「ありがとう」
「これ いつも作ってるのと違う感じだよね」
「今日は私がやってみたいというものつくってみた」
「小百合が? どれどれ」

小百合の母親はスプーンで食べ始める

「1番上と1番下はかたさが違うのね
 真ん中のはゼリー?」
「うん どうかな?」
「ババロアの甘さといちごゼリーの酸味
 丁度いい感じ 真治どう?」
「うん おいしい 昨日のゆいおねえちゃんのも
 好きだけど これもすき」
「よかった いっぱいあるから 毎日食べてね」
「うん」

小百合は真治の頭を撫でながら
優しく微笑む

「さて、さゆりちゃん
 わたし そろそろ帰るけどいい?」
「あ うん ありがと」
「あら くみこちゃん 午後予定あるの?」
「うーん とくになにもないかなぁ」
「それなら ゆっくりしていっても」
「あ うん」
「そういえば くみこちゃん」

小百合の母親がふと句美子に話しかける

「肩からさげてるものって財布?」
「あ これ 携帯電話です」
「携帯電話だったの? 外見からは財布にみえたわ」
「こういうタイプのケースにしたんです」
「近いうちに小百合にも携帯買い与える予定だから
 参考にしてもいい?」
「あ はい どうぞ」

肩からさげてる携帯をとると
小百合の母親にわたす

「デザイン的にもいいよね
 どこで売ってるもの?」
「密林から通販です ゆきちゃんのおじちゃんが
 ホワイトデーのお返しで」
「久保田さんのところというと…
 障害持ってる方?」
「はい」
「ホワイトデーってバレンタインあげたの?」
「わたし ゆいちゃん ゆきちゃんで
 ババロアつくったときに」
「そうだったのね」
「え? そしたらあの時の前日に作ったというのは
 それなの?」

小百合が句美子に聞く

「うん そう さゆりちゃんとしおりちゃんに
 教える前に試作として作ったけど それ」
「そうなんだ で、お返しとしてケース?」
「うん 携帯買って貰ったこと教えたら
 ケースを検索してわたしの好きな色で
 選ばせてくれた」
「だから緑色なんだね」
「うん」
「久保田さんところって外に出歩けないのに…」
「うん だから遊びに行って相手してるの わたし」
「もしかして 小百合も?」
「あ うん だめ?」
「昨日 そうだったのね」
「うん たのしかった」
「そうなんだね ダメと言わないし
 料理とかも刺激になったのもくみこちゃんやゆいちゃんが
 きっかけでしょ?」
「うん」
「なら とくになにもいわないわ」
「ありがと」
「このケース
 小百合の場合だとオレンジ?」
「あ わたし? オレンジのなら欲しいけど
 お母さんやお父さんって密林アカウントある?」
「持ってるわよ 時々利用してるし」
「そうだったんだ」
「捜しておくね わたし そろそろ仕事に行くから
 小百合お願いね」
「うん 気をつけていって」
「くみこちゃん ゆっくりしていってね」
「はい」

小百合の母親は仕事に出かけていき
夕方まで小百合、句美子は真治の相手をしつつ
過ごすのだった


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