四つん這い-1
ようやくマングリから解放されたと思ったら、四つん這いにさせられた。
「ほら、ケツを上げて、後ろから見せてみろ」
『まだ見るんだ。』有美はそう思った。
「足を広げなさい」
有美はゆっくりと足を広げると同時に、鬼頭に背中を押され、体を前に倒し顔を枕に伏せた。
自然と、お尻を高くあげ鬼頭の方に突き出すようなポーズになった。
有美は、今まで見た数少ないアダルトビデオやアダルト本によって、このポーズが男を喜ばせることを、無意識に知っていた。
『後ろから、全部見られる。恥ずかしい!』
鬼頭の前に、お尻を突き出すようにして羞恥な部分をさらしている有美がいた。
これが、あの普段おとなしい篠田有美なのかと疑うほどであった。
あの、控え目でおとなしい篠田有美が、自分から全てを晒している。
鬼頭は、『完全に落ちた。』そう確信していた。
鬼頭の両手が、有美のお尻の頬にあてられ、広げていく。
瞬時に有美のお尻の穴がキュッと縮じまった。
「ダメだ。力を抜きなさい。」優しく言われた。
「恥ずかしい!」思わず声が出た。
「そうか、恥ずかしいか。ハハハハ・・・。」
「何もかも見えてるぞ。」
「もっと見てやるから、ほれ、力を抜きなさい。」
しかたがなく、鬼頭の言葉に従う。
『まさかお尻の処女も・・・。』
正直、それだけは想像していなかった。
体が震えた。
「恥ずかしいか?見るだけだ、我慢しなさい。」
有美は、力を入れてすぼめてしまいそうになるのを必死に耐えた。
「有美はケツの穴も可愛らしいなぁ」
恥ずかしかった、とにかく恥ずかしかった。
「それ以上に、まんこは絶品だぞ。」
そう言って鬼頭は亀裂を広げてきた。
『こんな恥ずかしい恰好で・・私、部長に何もかも見られてるんだ。』
「奇麗だぞ有美。」
『あぁ、恥ずかしい!』
「子供みたいに小さくて、可愛らしいじゃないか。」
子供っぽいのは自分でも自覚していた。
母と一緒に温泉旅行に行って、大浴場で、時折見えてしまった、他の女性たちと比べ、自分のが、いかに子供っぽいのかは分かっていた。
それを鬼頭部長に知られてしまった。
「処女膜も、なかなか可愛らしいぞ。」
『処女膜まで見えてるんだ。やっぱり全部見られてるんだ。』
そう思うと、ますます鬼頭には逆らえないという思いが強くなっていく有美であった。
それと同時に、見られているだけで再び感じ始めている自分に気づいた。