投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

忘れさせてあげるの最初へ 忘れさせてあげる 260 忘れさせてあげる 262 忘れさせてあげるの最後へ

バレンタイン-1

2月14日 バレンタインデー 午後 1時半過ぎ
優美と優花は久保田家に訪れていた

「おさむくんの様子はどうですか?」

居間のテーブルを囲んで
優美が恵美子に聞く

「昨日も今日も食欲はあまりなく
 昨日の夜もあやちゃんが食べさせてました」
「朝 昼は?」
「わたしの介助で薬飲んで終わりとか…です」
「辛うじてあやちゃんだけに心開いてると?」
「そうなりますね 困った子です」
「ゆきちゃんは?」
「ゆきちゃんは極力…あの子と顔をあわせないようにしてます」
「そう…」

優美と恵美子が会話していると
おさむは一人で居間に歩いてくる
それを見て優美は

「一人でも平気なの?」
「歩くのは今のところは出来るけど
 転ぶ危険性あるから支えていただけです」
「そうなんですね」

おさむがテーブルの近くに座ると
優花が声をかける

「きてたよー」

うん ありがと

優花との挨拶をみたあと優美が

「おさむくん 食べてないようだけどだいじょうぶ?」

うん きょうはばばろあたべるつもりだから
ひるはたべなかった

「そ、そう あんまりお母さんを心配させないようにね」
「優美さん そこまで気を遣ってくけなくても」
「いいえ おさむくん 33歳なんだから…」

うん ごめんなさい

「ババロアは優依達が来てからだけど
 3時過ぎになるよ?」

うん それまでここにいるから

「恵美子さんも一緒に食べて貰えれば…」
「いいんですか?」
「はい タッパに3種類作ってきてますし
 人数分足りると思います」
「ゆきちゃん達が作ったと聞いてましたけど」
「優依がネットでレシピ調べて
 旦那に頼んで印刷して貰って
 それを見ながら作りました」
「ゆいちゃん すっかり料理上手に?」
「はい わたしもかなり助かってます
 おさむくんがきっかけだけど
 優依にとってもいい出逢いだったと思います」
「そう言って貰えるとわたしとしても
 ホッとします」

3時まで優美と恵美子は
世間話をしつつ会話をしている中
おさむは1時間以上
居間でただぼーっとしながら座ったまま
そして
玄関口から

「ただいま」
「「おじゃまします」」

3人の声が聞こえてくる
3人ともうがいと手洗いをして
幸子は自室にランドセルを置きに2階へ
優依と句美子は居間にやってきて
机の前に座るとランドセルをおろす

「「おさむくん げんき?」」

二人とも心配そうに声をかけてくる

しんぱいかけてばかりで ごめんなさい

「あ ううん」

優依は首を振りながら言うと
頭を撫でてくる

ほんとはだっこされたいけど
ここじゃむりだから

「うん そうね」

幸子も2階から降りてやってくると
優依が口を開く

「おさむくん 食べるよね?」

うん そのつもりでここでまってたし

「じゃ、居間から用意するけど
 ゆきちゃん ブルーベリーソースでいい?」
「あ うん」

優美と優依は冷蔵庫に入れてあった
ババロア3種類のタッパと人数分の皿を用意していく

「あやおねえちゃんの分ものこしておこう?」
「うん そうね ここにいる人数は
 7人で…あやちゃんいれて8等分にすればいいね」
「切り分けはお母さんに任せるから
 皿にのせたものからトッピングしていくね」
「うん」
「ブルーベリーソースと桃缶を切り分けてのせていくでいい?
 ゆきちゃん くーちゃん」
「「うん」」

8人分を用意して
綾の分を冷蔵庫にしまうと
優美、優依、句美子、幸子が
皿をテーブルに持ってくる
そして優依が説明を語りはじめる

「説明はわたしからするね
 茶色の方はビターチョコ ソースはブランデーと蜂蜜
 アーモンドが載ってるからおさむくん ちょっと食べづらくてごめんね」

あ ううん たべる

「ありがと そしてピンクの方は苺チョコ
 固さの違う2種類にしてる ブルーベリーソースに
 桃缶を添えてるかたちにしたので
 おそらくおさむくんはこっちが好きだと思う」

あまいほうがすきだし

「私たちもまだちゃんと食べてないから
 味の方がどうなのかどきどきだったりはするけど
 とりあえず、食べはじましょ?」

優依の説明が終わると
おさむの隣に優依と句美子が座る
幸子は恵美子と二人で向かい側に座る

「順番としてはわたし、くーちゃん お母さんでいい?
 ゆきちゃん食べさせる?」
「あ ううん 今回はやめておく」
「わかった…で、お母さんは?」
「うん それで構わないわ わたしがビターチョコ?」
「どうする? くーちゃん」
「うーん ビターチョコ 全行程やったから
 わたしがビターチョコにしたい」
「くみこちゃん わかったわ」
「で、固さは? お母さんどっちとる?」
「わたしが硬い方かな 作った方だし?」
「りょうかい」

食べさせていく順番も決まり
ババロアを食べ始める

「苺チョコね うまく行ってるとは思うけど…はい、あーん」

優依がババロアをおさむに食べさせる

「どうかな?」

おいしい

それぞれ食べ始めると

「あ 苺チョコババロア 確かに甘いね
 苺とブルへーベリーで」

句美子が言うと

「うん おいしい おじちゃん向けになってるけど
 女の子としては…これが好きかも」

幸子も感想を言う

「おねえちゃん おいしい」
「優花 おいしいのね よかった」


忘れさせてあげるの最初へ 忘れさせてあげる 260 忘れさせてあげる 262 忘れさせてあげるの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前