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テレス・キオネ
【ファンタジー 官能小説】

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テレス・キオネ-9

やめさせようとする母親の手を振り払うと、もう一度入れなおして動かす。
娘は少し意識が戻ったようで、動きに合わせて小さくうなった。
≪かわいいやつだ。さあ、腹の中にたっぷり溜めるがいい≫ 私のものは未だ、痛いほど張り詰めている。
それになじんできたむすめの内壁が心地よくこすれた。
それから、熱いものを流し込み、やっと高ぶった精神も落ち着いてきた。
「今日、私はカリスと結婚したのだ」母親には私の事を娘の夫だと信じさた。
そしてやっと眠りにつくことができた。

姑と若い妻、そして鎖でつないだ美しい狂犬を飼う生活が始まった。
みんなの生活はもちろん下着のままだ。
「わが妻よ、おいで」母のまえであろうと、気が向いた時にそれをはぎ取ってやる。「母上も、いたわってあげねばな」ときどき抱いてやった。
娘の部屋に閉じ込めたキオネは、最初、カリスの下着をつけることも嫌がった。
魔が抑えられているとはいえ、元々がわがままなお姫様だ。強情なのも父の男爵譲りだった。
「それならいい」食事を運ぶたびに抱きついては、大きな乳房に吸い付いてやる。
「裸のままとは、こうしていたいからだろう」
私の元気なときには。小柄な体を転がして嫌がる格好をさせては、挿入して悲鳴を上げさせた。
狂犬とはいえ、美しい子だ。
「触らないで」と叫ぶキオネを抱く。
「殺してやる」と睨みつけてくるキオネをあえがす。
その顔を楽しみながら、中にそそぎこんでやった。
それで下着をつけるようになった。だが、私としてはその方が卑猥さに引かれてしまった。
しばらく平穏な日々が流れ、周りの雪も解けてきた。
私がここに来てもうひと月、いや二月が経っていた。
そして、カリスの妊娠したことがわかった。
母子して喜んでいるが、私には混乱の始まりだった。
今ではキオネを抱いてやると、罵詈雑言を吐きながらも最後には満足しているようだった。
逆に、長く放っておくと機嫌が悪くなるような気までする。
抱いてやるのは楽しみだった。
しかし、キオネより劣るとはいえ、若くて性に目覚めたカリスが私にしなだれかかってくる。
そして、その母親も時にはなぐさめてやらなくてはならない。
そのうえに、子どもだ。
ひとりの体では少々荷が重かった。
峠が通れるようになるのもそう遠くない。
今日にも出稼ぎの夫が帰ってくるだろう。
夫も惑わせてこの生活を続けるのか、出て行くのか迷った。
最初の頃なら、私とキオネだけで簡単に出ていけた。
しかし、今はカリスと、腹の子どもがいる。
思いあぐねていた。
娘をつれてここを出るか、キオネもつれて行くか。
私だけ出るということはできなかった。ひとりになったキオネは、きっと母親を殺す。
次に生まれた子供を殺し、カリスも殺される。
カリスと子は同時かもしれない。
どうあっても、キオネを一人にするわけにはいかなかった。
悩みながら、母と娘を連れて町へ買い物に行った。妊婦にはそれなりに物がいる。
町はもう春。


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