第三十一章 悪夢(画像付)-2
『ち、違うっ・・・』
懸命に声を絞り出している。
『わたしっ・・私じゃないっ・・・』
(ど、どうして・・ここに・・・?)
身をよじって逃げようとするのだが、縛られている縄のために動く事が出来なかった。
『た、助けてっ・・・
こ、これは何かの間違いよっ・・・』
ここは自分がいるべき場所ではない。
いや、いる筈が無い。
(違うっ・・違うのぉ・・・)
予期せぬ状況を否定しようと、少女は必死に首を振っている。
『おかしいですねぇ・・・?』
男が顔を近づけてきた。
『何を、おっしゃってるんですか?
確か自分から望んだと聞いているのですが?』
理不尽な問いかけに、圭子は大きな声を出した。
『うっ・・嘘っ・・・嘘よっ・・・』
(そ、そんな筈はないわっ・・・)
『あぅっ・・・』
ムチがとんだ。
『何、カマトトぶってるんだよぉっ・・・』
黒尽くめの女が叫んでいる。
『淫乱な小娘がぁ・・・』
『ひいぃっ・・・』
荒々しい口調に、少女の顔が恐怖に歪む。
『まあ、まあ・・・』
シルクハットの男が制する、と優しい口調で言った。
『怖がってるじゃないですか、ねぇ・・・?』
どこかで聞いたセリフだった。
『でも、直ぐに気持ち良くなりますよ・・・』
耳元で熱い声が囁く。
『あっ・・・』
圭子は声を漏らした。
制服越しにバストを揉まれている。