第三十一章 悪夢(画像付)-10
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『あああ・・・あはぁ・・・』
圭子は目を閉じて待っている。
初めてセックスをしようというのに、怖さは感じなかった。
むしろ、沢山の目が見つめる場所で、しかもケダモノの体位で犯される事に興奮し、期待に胸を躍らせていた。
『あっ・・・あんっ・・・あんっ・・・
ああっ・・・あんっ・・・』
脳裏に誰かの声が響いている。
『いいっ・・ああっ・・はぁっ・・はぁっ・・・
ああっ・・・・あんっ・・・』
リズミカルに吐き出される声は、貫かれるままに快感を受け止めていた。
『どうだっ・・・おらっ・・・
おらっ・・・おらぁっ・・・』
男の激しい動きが興奮を駆り立てる。
(ああ・・・・わ、わたしもぉ・・・・。)
少女は望んでいた。
自分も同じように犯される事を。
『じゃあ、圭子ちゃん・・入れるよ・・・』
男は右手で握った熱いペニスを股間にあてがった。
『あああ・・・』
それだけで、とろけそうな快感が全身に走る。
男は焦らしているのか中々入れようとはしなかった。
挿入を待ちわびるようにヴァギナが愛液を溢れさせている。
『ああ・・・ね、ねぇ・・は、早くぅ・・・』
甘い声でオネダリする圭子は、男を見ようと振り返った。
しかし、ペニス越しに見えた顔はシルクハットの男ではなかった。