第二十六章 並んで正常位2-1
第二十六章 並んで正常位2
「ああっ・・ああっああっ・・・・
うあっ・・・あっあっあっ・・・・」
映見の声が悲鳴に近いものになっている。
「はぁっ・・・はぁ・・・はぁっ・・・
おおっおおっ・・・おおほぉ・・・」
それは僕の腰の動きが、速さを増していったせいだ。
「あぐぅっー・・・」
映見の身体が痙攣するようにビクンとなり、泣きそうな顔から声が漏れる。
正常位で繋がった妻の姿は、強烈に卑猥に見えた。
大きく開いた両足の根元から、ヴァギナを貫く僕のペニスがクッキリと見える。
「いやっいやっいやっ・・・
あっあっあっ・・凄いっ・・・
ああっ・・・あっ・・・あっ・・・」
エクスタシーの余韻に浸る暇もなく、僕に貫かれる動きに再び声がリズムを帯びる。
細いウエストを両手で抱え、僕はその姿を楽しんでいた。
長いまつ毛をこじ開けるように僕をみつめながら、喘ぐ表情は最高に興奮する。
「うぐぅっー・・・」
ほら、又、いった。
映見のあごが上がり、のけ反りながら声を絞り出している。
こんな絶頂する姿を何度も見ていると、この体位こそ最も興奮するものじゃないかと今更ながら思った。
以前、正常位しかしてくれない映見に物足りなさを感じていたことが、今ではどんなにバカげたものだったかと分かる。
こんなに、いやらしい妻の姿が楽しめるというのに。