ある奇跡の考察-1
まず、
君と僕が出会えたこと。
これは紛れもない奇跡で。
でも、この奇跡に意味があるのかって、考えてみた。
君が僕の隣で歩くこと。
君が僕の隣で笑うこと。
これって本当は
すごいことなんじゃないかな?
だってさ
60億分のたった二人が
出会って、
歩いて、
笑って。
とんでもない奇跡なんだよ、やっと気付いたんだ
キレイゴトでも
何でもいいんだよ
ただ僕はこの気持ちを表したいだけ
そこに意味があるのかは知らない
ただ僕はこの奇跡に感謝したいだけ。
それだけなんだ。
僕が君の言葉で怒ること。
僕が君の言葉で泣くこと。
これだって本当はすごいことなんだよ?
だってさ
60億分のたった一人が
僕を揺さぶって
とんでもない奇跡なんだよ、ちょっとおかしいかな?
キレイゴトでも
何でもないんだよ
世界中で間違いなく一番大切で
これが愛かどうかは知らないが
ただ僕は、この奇跡に感謝したいだけ。
それだけなのに
やっぱり
僕も人間
君も人間で
感情ってヤツはそんなにキレイじゃない
それでも
僕が人間
君が人間で
感情があるから
こんなにもキレイなんだ
一生一緒かもしれないし、
明日サヨナラかも。
それでも、今、この瞬間
僕は全身全霊で
君を、想うよ。
その奇跡も、
この奇跡も、
全ては存在する真実で
その奇跡に意味があるかは問題じゃなくて
要するに
僕が言いたいのは
「生まれて来てくれて、ありがとう」ってこと。