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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side おさむ 13-1

夜11時過ぎ
綾にトイレ介助して貰ったあと
部屋に戻ってパソコンの前に座ってるおさむ

「寝てないでしょ 未読スルー禁止」

優美からLINEが届く

「うん いま あやちゃんにおしっこさせてもらったところ」

「そ、そう わたしにそんなことを隠さず言うのね」

「トイレ介助してることもわかってるでしょ?」

「それは うん」

(少しぐらいは恥じらいみせなさいよ おさむくん)

「それで優依を選んだのは…必然なんだろうけど
 わたしとしては複雑」

「母親としても初恋の相手だったからとしても?」

「うん 両方で…」

「妊娠とかはさせたくないし」

「そうね 避妊はしっかりしないとね」

「ゆいちゃんの人生こわしたくないから」

「お荷物になるから?」

「うん 施設に入るし」

「旦那がいいと言ってくれるなら私の子どもとして
 育てたいけど」

「さすがにそれはないよ」

「うん…」

「ゆいちゃんが他に好きな人出来たら」

「さよならするの?」

「そうなるのかなって」

「そうね その場合でもわたしはいてもいい?」

「どうして?」

「そんなの あなたが好きだからでしょ?」

「え? 旦那さんは?」

「もちろん好きだけど」

「そう…ゆいちゃんだけでなくて
 ゆきちゃんやあやちゃんもどうなるのかな」

「そうね 姪としての立場」

「うん 施設に入ってもたまに来てくれるとは思うけど
 いつかは結婚するでしょ」

「それはわかんないよ? 結婚しない若者増えてるし」

「そっか…」

「優依だってそうだと思うよ 結婚しないで面会したりとか
 するような気がするから わたし」

「幸せなのかな」

「それは優依が決めることだよ?」

「うん」

「あの子がおさむくんといることが幸せだと思うなら
 おさむくんも自分がしあわせにできないことをいつまでも
 考えないでね」

「うん わかった」

「あと…年明けは会いに行けないから寂しい思いするかもだけど」

「メール中心になるかな」

「ラインとかしたいんでしょ ほんとは」

「うん こんな感じにリアルタイムで」

「ごめんね 親としては心配で」

「ううん それはわかるから」

「おそらく中学生になったら携帯与えると思うから」

「それまで待ってる」

「それはそうと…おさむくん どんな曲きくの?」

「う? 一般人が聴かないのしかきいてないよ?」

「たとえば 昨日貰ったエールとか」

「うん ゲームの主題歌とか声優さんの歌とか」

「エールの他だとどんなの聴いてるのかなって気になってて」

「そうなのね 同級生リメイクのエンディングテーマとか
 とらいあんぐるハートシリーズの歌とか
 アイドルソングとか…と言ってもうるさい系は聴かないから
 しっとり系がほとんどかなぁ」

「なんか送ってくれる?」

「あ うん なんでもいいの?」

「うん とらいあんぐるハートシリーズのとか気になるかな」

「ちょっと待ってね」

ファイラーを立ち上げて
iTunesディレクトリに入れてある曲をあさるおさむ

「とりあえず、とらいあんぐるハートシリーズから
 リリカルマジック〜素敵な魔法〜と
 Nameless Melodies 〜だけど、きみにおくるうた〜を選択した」

「ありがと 明日聴くね 今だと旦那起きる」

「リリカルマジックは元気系 ツインテールの子 ゆいちゃんみたいなキャラの」

「あ あの子か 魔法少女のときのうた?」

「うん そ」

「Namelessは…しっとり系?」

「うん とらいあんぐるハート2のエンディングテーマ」

「なるほど 明日も夜おきててよね?」

「うん… リリカルマジックはゆいちゃんにも似合いそう」

「そこで優依のことを思う むぅ」

「ごめんなさい」

「優依と言えば昨日、車の中でエールを優花に頼まれて再生させたとき
 口ずさんでいたわよ」

「聴いてみたい…」

「そういうのは優依に直接言いなさい」

「うん」

「それじゃ、明日ね おやすみ」

「おやすみなさい」


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