君のハートにストライキ♪-1
「まぁた遅刻か……旭(あきら)のやつ」
現在中間テストの直前
あて五分で始まると言うのにこの教室には一人いないやつがいる
おっと、挨拶が遅れたな俺は進藤 悟(さとる)いたって普通の高校二年生だ
この教室にいないやつとは……
「バラバラバラッ!!」
校庭の地面スレスレにヘリが降りてきた
「うおっし!マニアッくす」
ヘリからは一人の男が出てきた
……そう……この男こそ教室にいないやつ
名前は森谷 旭(もりたに あきら)
自称天才だそうだ
まぁ正直天才だが
「へろ〜!マイネ〜ムイズアキラモリタニ」
「遅えぞ旭」
「まぁまぁマニアックなんだからいいやん♪」
一応言っておくがこいつの服装は体育着と短パンだ
「マニアックじゃなくて間に合っただろう、日本語使え」
「あんまし日本いねからね♪」
ガラガラ
先生が教室に入ってきた
「お〜し、テストはじめ……森谷〜!!来てくれたか〜!間に合わんかと思ったぞ」
「ヘリチャーターしたから間に合ったぜい♪チャーター代は利子込みで11万8500円です」
「俺が払うのか!?」
担任に払わせるかよ普通……
まぁこいつならな
「んじゃ、始めまっかい?」
テスト開始
チクタク
キムタク
キム兄
テスト終了
「おつかれちゃっす♪」
「どうだった?」
「100点」
予想で100点言うな
「ん…かえっかな」
「そうだな」
旭の家は学校から15分くらいのボロアパートだ
本人いわく金はあるが貯めてるらしい