休み=さぼり?-2
私は分からなかった…どうして泣いたのか…このモヤモヤは何か…
ベッドによこになるとすぐにそんな考えや気持はよそに睡魔に襲われる…
そんな日が数日続いた…理由も分からないまま…
けれど
「実菜!!!開けなさい」
閉じられた扉のむこうがわでママが叫んでる。私は布団を頭からかぶりなるべく扉から離れて縮こまっている…。
「………」
「実菜?どうしたの?早く学校よ…行かないと…」
私はこの一日をはじめたくなかった。理由は分からない…でも…そう感じた
しばらくして諦めたのかママの声は聞こえなくなった
でも…モヤモヤは消えなかった…罪悪感?これはズル休みなの?
そしてまた次の日も…部屋に閉じ籠った。するとその日の午後に担任がやってきた。仕方なく部屋を出た私はひざの上でキュッと手を握り口を真一文字に結び担任の話しを聞いた
「皆待ってるわよ」「これ授業のプリント」「何で来られないのかな?」
何だっていうの?ただしんどいって休んだから?私が…何だっていうの?
気分がずんと沈んだ。私がいけないんだ…行かなくちゃ…行かなくちゃ…
けれど行けなかった。何で?そのうち担任から「出席日数が危ない」と連絡があった…
どうすればいいんだろう?
私は分からなかった。何故こうなったのか。何が私をこうさせたのか。分からないままに私は決めた…何故か決めるのは早かった…
「いいんだね?」
心配そうな顔をする担任や教頭…そんな二人をよそに,私は首を縦に振り「退学届け」を差し出した
これで私は抜け出せる。もやもやから抜け出せる。新しい生活をするんだ。