妹、篭絡する-5
もう少したてば彼女の家庭に何らかの言い訳が必要なくらい、セックスに溺れていた二人だったが、意識を取り戻した百合子で、
「まじ、今日はすごかったひろや、こんな乱れたの初めて」
「うん、僕も君が意識失くしているときおマンコで何回も逝っちゃったし、覚えてる?」ドロドロになってチンコを放そうとしないんだもの、ずるっと挿入するとすぐそこまで子宮口が降りてくるマンコなんて初めてで、ホントにこの体は妊娠しようと受精する確率をあげているんだって、にゃたいの神秘? みたいな、まあ生理もまだだから無駄なんだけども、
「やだ、百合子の身体、オモチャみたいに扱ったの?」実は夢見心地に覚えていて、超すごかったのは今は内緒だ、
「それは君もでしょ、やめないでって約束したじゃん」征服感半端なかったし、
どっちもどっちの関係で、二人して笑い合うしかなかった。
別れる前に、百合子はひろやに話があった、時間がないから簡潔にしなければいけない、だけれど今だったら、身体の関係を、それも濃厚にむさぼり合った二人だからできること、
「私が今日スマホでハメ撮りしたのはね〜」動画をサーバーに転送する百合子、「お姉ちゃんの赤ちゃんについてなんだよ」
シーツに敷いたタオルがベタベタなことを確かめ、二人のセックスが確かであることを確認していたひろやは硬直する、
「……お姉ちゃんを妊娠させたのはひろや君でしょ? お姉ちゃんから聞いたから」
「ど、どうして?」
質問には答えず、「でもね、百合子はひろや君が好きな気持ちに変わりはないし、お姉ちゃんと結婚なんかしなくていいから」
「……百合子……」
「お父さんとお母さんに会ってよ、その前に橘さんのご両親にも話さないとね」
橘とはひろやの姓、つまり父母に妊娠が知られることになる、
「もしね、逃げたりしたら、今日のあたしたちの関係をバラすよ」
百合子はそのために計画していた、まだ13どころか11歳の少女を抱くということはそういうことなのだ、高校一年の彼には言い訳などできない、問答無用で強制性交罪、最低懲役5年の刑罰に問われる恐れがあった、さっきまでセックスは男と女が同等に楽しむものからだったかもしれないが、今この瞬間本質が変化しようとしていた、
「脅すつもりなの?」
「そんな、怯えたウサギみたいな目をしないでよ、やっちゃったことは仕方ないじゃん」
「だけど、両親に話すなんて……」
「私はねひろやを信頼しているからあそこまで体を預けたんだよ、さやかちゃんのことは清算しないと、大丈夫、こう見えて私はひろやの味方なんだから」
家族会議の一部始終を話す百合子で、ひろやに育児の負担をかけることはないからと、安心させるのだ、
「だけど、僕たちの両親には絶対関係をばらさないでね!」
「それは君のチンコ次第かな、まだまだヤリ足りないもん」