第二十章 並んでバックから2-2
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「凄い・・はぁっはぁっはぁっ・・・・
凄いっ凄いっ・・・はぁ・・あぁ・・・」
その彼女が快感にむせびながら、荒い息を吐いている。
「おおっ・・・いいかっ・・・
さくらっ・・どうだぁ・・・?」
秋生が腰をローリングするように、馴れ馴れしい口調で聞いている。
「いいっ・・・アキ君っ・・・
いいっ・・・気持ちいいっ・・・
凄く、いいよぉ」
振り向きながら声を絞り出す仕草が、僕の胸にむず痒い感情を抱かせる。
明らかにこれは嫉妬だと、僕は思った。
桜さんの体内へ放出した快感は今も覚えている。
何故か妻である映見と同じように、桜さんへの慕情があるのが不思議だった。
次に目撃したシーンが、更に熱い感情が沸き上がった。
「いいっいいっ・・・
ああ・・・あひぃ・・いいぃ」
両目を閉じた上品な唇から唾液があふれ、糸を引くように絨毯に落ちていったのだ。
陶酔する表情が、桜さんの快感の深さを物語っている。