第二十五章 香奈子様へ−その4(淫乱なメス犬)(画像付)-1
第二十五章 香奈子様へ−その4(淫乱なメス犬)
「はあぁ・・・」
香奈子の指が、もどかしそうにボタンをさぐっている。
自らの愛撫で絶頂を味わった後、4通目のメールを開く誘惑にかられたのだった。
(ああ・・は、早く・・・)
更なる興奮を得ようと液晶画面を食い入るように見つめている。
メッセージには何と書いてあるのだろう。
いつしか、イタブリの言葉を望むようになっていた。
「ああっ・・・・」
期待は裏切られる事無く、香奈子の唇から切ないため息を奪う。
【お前は淫乱なメス犬だ。】
ただ一行のシンプルなフレーズは、見事に心を射抜いてしまった。