第十九章 並んでバックから-8
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そして、今。
「いいっ・・気持ちいいっ・・・
剛君っ・・・奥まで入ってるぅ・・・」
そらさんの馴れ馴れしい呼び方が、胸にズキンとくる。
この不思議な感情に戸惑いながら、私は二人の男を同時に見ている。
夫である裕君と、体内に放出されたばかりの男、新藤さんを。
今、この瞬間、二人の男は私の伴侶なのだ。
ヴァギナとペニスをつなぎ合い、愛し合った記憶が嫉妬の気持ちも抱かせる。
(こ、これが・・・・。)
スワッピングというものかと私は思った。
裕君も、私と同じことを考えているのだろうか。